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爪切りのグレーゾンについて 

 近頃、宮城県内のメディア等で爪切りのグレーゾン等の話題が取り上げられております。
 報道の捉え方によっては既に足の爪切りを仕事としてお客様に関わっている立場からすると、他の同業者の多くはいかにも違法をしているかのように捉えられる報じ方もされているようですので、お客様の不安や不信感にも繋げたくないため私が今、訪問フットケア並びにフットケアサロンにおける足の爪切りについてこちらでもご紹介をさせていただきます。

当店のフットケアサロンにお越しいただいている方は現在40〜70代のお客様。
訪問もですがフットケア前(爪切りに関してだけ今回はお伝えいたします)に事前のカウンセリングにて足の爪や皮膚に明らかに異常がないかの観察とお客様にカウンセリングシートに記入していただき更に会話を通して確認することも行なっております。

下記に該当する方は爪切りをお断りしております。必要に応じて皮膚科をご紹介しております。完治後ご利用いただくか、受診した皮膚科等の医師に承諾をいただいた方のみ受診後爪切りをさせていただいております。(皮膚科によっては巻爪や肥厚爪の爪切りができない医院もあるからです。)

・爪、爪周りに異常がある場合。治療中の場合。(腫れ・化膿等)
・爪白癬、グリーンネイル(緑膿菌)と診断を受けている場合。
・糖尿病と診断を受け治療または投薬を受けている方。

訪問フットケア 


 訪問フットケアでは80〜100歳の方に多くご利用いただいております。
本人も病院での待ち時間が苦痛で受診をしたがらない介護が必要のない高齢者もいるのが現状です。訪問先では男性介護者一人で介護をしているご自宅にも昨年は数件携わっておりますが、受診ひとつでもご家族の負担が増えてしまうことになり、なかなか受診まで至らないケースもあるのだと思います。時に皮膚科の往診医がいないものだろうか。連携が図れないかと思うことも多々あります。

皮膚科に受診して爪白癬ではなかったということで訪問したお宅は昨年は3件ありました。私は医師ではないため診断をすることはできませんが、いずれも「この爪は爪白癬ではないんだ。」と学ばされることにもなりました。3件とも受診した皮膚科では医師は肥厚爪の爪切りはできないということでお客様から医師に当店をご紹介いただき医師の承諾をいただいてご予約をいただくといったことがありました。

施設への訪問フットケア


 訪問先のあるひとつの施設をご紹介しますと2017年より仙台市内の高齢者施設へ毎月訪問による足の爪切りをしております。(コロナ禍は中止)施設には主治医(内科)・往診医(皮膚科)・施設の看護師も介護士も巻爪や肥厚爪の足の爪切りはできないということで施設内の職種間の連携により当店をご紹介いただき高齢者施設で暮らすお年寄りの足の爪切りをさせていただいております。
 フットケアサロンにせよ。訪問フットケアにせよいずれにしてもご本人に説明、同意を書面にていただいた上で当店では施術をいたしております。ご本人が難しい場合はご家族等に説明し同様に書面にて同意書をいただいております。

 皆様におかれましては誤解を招き兼ねない報道にて、こちらでも当店における施術に関して改めてご案内させていただいた次第でございます。当店は現在医師や看護師資格のないセラピストが施術をしております。異常があればそれは私の領域ではないと自覚しておりますし医療機関へ紹介したほうがお客様にとっても最善のことなのでそこは十分弁えて仕事をしております。



決めるのはお客様


 日本はフットケアの国家資格がないため、フットケアサロンで勤める人の中にはそこの従業員にフットケアの方法を教わり接客をするといった形のサロンもあります。最後はお客様が自己責任で自分で決めるものだとも思うのです。




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