2024footcaregiverBASIC講座のご案内
2023年より開校しておりますfootcaregiverBASIC講座。
こちらのフットケア講座は
健康の保持増進、整容としての「フットケア」。
子どものうちから自ら足の爪や足部にトラブルを
引き起こさないように備えるための「フットケア」。
高齢者ケアにおける「フットケア」を学ぶことが
できる講座になります。
2024年上半期の講義はオンライン。
実技は仙台・札幌・横浜で受講することができます。
■なぜ高齢者にフットケアが大切なのか?
①加齢に伴い防ぐことが難しい身体の各機能の低下(視力の低下・姿勢の変化・関節可動域の低下等)により
・自分で足先を見ることができない。
・自分で足を洗うことができない。
・自分で足を拭くことができない。
・自分で足の爪を切ることができない。
などといった高齢者が存在しているのです。
■自分で足の裏を見ることができない、触れられないということで起こり得ることは?
①足裏や足趾、踵などの異常に気付くことができないことで早期発見、早期ケア、早期治療ができず壊死や切断、そして死が早まることにも。また歩行ができな区なることや心身の機能の悪化、要介護状態にも繋がりやすい。
足は身体の土台。地面と唯一接地する部位ですから、その土台が何かしらの支障が伴えば全身にも自ずと支障が生じてくるものです。
■足部を不潔な状態にしておくことで起こり得ることとは?
皮膚の機能の低下や足白癬・爪白癬等になりやすい
環境へ
■なぜ足白癬や爪白癬にならないほうが良いのか?
①講師が高齢者施設で介護士をしていた時に実際にあったことですが趾間(足のゆびとゆびの間)の白癬が痒くて眠れないと夜間ナースコールを押し続ける高齢者がいました。一番はご本人が痒さで眠れないという辛さ。眠りたいのに痒くて夜に眠れないというのはとても辛いものです。そして夜間30名の高齢者を1名でお世話をしている介護士が足白癬による痒みでナースコールを押す高齢者に都度対応するという介護士の介護量の増加にもつながるのです。
②爪白癬の爪は厚みがあることが多いため普通の爪切りで切れないことが多く、爪白癬と診断を受けたつめの爪切りは現在の日本の法律では医療行為とされています。しかしながらその爪を切れる医師、病院は狭き門。暮らしている地域、そして施設にもいないことが地方ではざらにあるのだと宮城県内で訪問フットケアを通して思うことです。
高齢者に多い爪白癬。厚みが出て隣のゆびの皮膚に突き刺さるほど爪が伸びていても誰も何もできない。そして本人も歩くと痛みが出るということで歩かなくなる。そして筋力も低下し車椅子の生活になったという足の爪から起きたフレイル、要介護状態になったという高齢者にも実際にこれまで会ってきました。今後、足白癬や爪白癬になる人が増えないように自分自身でならないようにするためのセルフケア力や周りの介護、看護する方の知識の習得や理解がとても必要になってくるのだと思います。足白癬や爪白癬は決して施設に入ったからなるわけではなく、それ以前に暮らしていた病院や在宅で既に罹っている場合も多いのです。
■現状
人口減少。医師不足等、地域により社会資源も限られている日本。地方と都心では今後その格差も広がっていくのだと思います。自ら足のトラブルを起こさないように備えられる人が増えることで、ゆくゆくは自らの健康を守ることにも繋がるのではないかとフットケアの訪問を通じて感じております。巻爪や肥厚爪になったら自分で自分の足の爪のケアができる。医師がいなくても良い、治療費もケア代もかからない。最高じゃないですか。そして単身世帯の増加により、一人で爪切りができない高齢者も多く存在しています。また介護施設でも看護師さんや介護士さんは学校で足の爪切りの実践をしないまま就職されている方が大半なのではないでしょうか。高齢者の爪切りが怖くてできないという声も多く聞かれていますし職員様が切るのが難しい、切り難い爪切りを使われている(高齢者には不安を与える爪切り)介護事業所様もあるのも現状です。異常がない爪は病院では切ることはできませんし、だからといって巻爪や肥厚した爪の爪切りができる医師は全てではないのが現状だとこれも訪問を通して教わったことです。
訪問フットケアで携わった高齢者の声として
・この爪どうにもならないと諦めていた
・実は足先まで洗えなくて過ごしていた
・足裏に何か出来でいたとは知らなかった
・爪切りをしてもらえる人がいなくて困っていた
・まさか自分が爪が切れなくなる日が来るとは思わ
なかった
等々
↓
フットケアを通して
・足が軽くなったようだ
・この日を毎回楽しみにしている
・我慢していたけれども我慢しなくても良くなった
・体調が悪くて外出を控えていたけど、爪を切っても
らえるこの日だけは外に出てきた(フレイル予防にも)
などと仰る方や何よりも表情が笑顔になる方が多いのが印象的です。
爪は毎日伸びますから足の爪切りは暮らしの中で必要なケアになります。足の爪を伸ばし放題にしていることで足先に力が入りにくい。爪で皮膚を傷つけてしまう。靴下に引っかかるなどといった暮らしへの支障や運動機能への支障が生じてきます。
▪️地方ほど求めまれているフットケアができる人材
上記にも記しましたが地方では人口減少。爪を切ったり足を洗ってくれるようなフットケアサロンや病院、人は数少ないのです。山間部や沿岸部に暮らしていても足のケアが受けられる環境を各地に創ることを私は目指しています。そのひとつにfootcaregiverの養成があります。現在47都道府県中、熊本、群馬、福島、愛知、宮城6都道府県で BASIC講座の修了生を輩出しました。残り41都道府県を目指すこと。そしてゆくゆくは法律が緩和され介護士も巻爪や肥厚爪の爪切りができるような環境が整えばと想っています。なぜなら高齢者の多くは巻爪や肥厚爪などのトラブルが多い方が大半を占めていますので。
■本講座でのフットケアの目的
①健康の保持増進
②心身の機能の悪化や低下を緩やかに導く
③整容
④心身のリラックス
介護保険サービスを利用している方には介護保険制度の目的と同様の目的でフットケアもケアのひとつの方法として位置付けられるものだと思うのです。
■フットケアの方法
・コミュニケーション
・観察ケア(本人・足部・靴・靴下・短下肢装具等)
・保清ケア
・爪切り、爪整えケア
・保湿ケア
いくら技術ができても、フットケアは相手に対して行うケアになりますので相手と関係が生まれなければフットケアは行うことができません。関係を築く上でコミュニケーションが必要になります。高齢者といっても介護が必要なくお元気な高齢者もいれば、介護が必要な高齢者もいます。また終末期の高齢者もいらっしゃいます。各々のステージでフットケアもまた目的が少し異なってくるのだと思います。
■本講座の特徴
①少人数制
少人数生にて周りを気にせず講師に質問することができます。受講生同士も仲良くなりやすいのが特徴です。
②各専門の講師陣
フットケアの方法だけではなくコミュニケーションや高齢者ケアと介護、介護保険制度、高齢者の終末期についても学んだ上で、より深めたフットケアを学んでいただけるカリキュラム構成としております。
・フットケア
・高齢者ケア
・コミュニケーションマナー
・高齢者の終末期ケア
・家庭医学(糖尿病足・爪白癬・足白癬・浮腫)
③実技は全国3カ所で受講ができる
2024年は仙台・横浜・札幌にて受講ができます。
④フォローアップ講習付き
受講後半年以内1回90分無料のフォローアップ講習付きになります。オンライン又は仙台会場での開校いずれかをお選びいただけます。こちらは希望者のみになります。
■フットケア・高齢者ケア講師
一般社団法人ひときたしゃべる
footcaregiver代表理事 阿邊里恵
高校生の頃より4人の家族介護を経験。介護福祉士や相談員として約18年直接的に特別養護老人ホーム等の高齢者の介護に携わってきた。ネイルサロン、フットケアサロンでの勤務経験もあり。地域の高齢者が介護が必要にならないよう高齢者の得意を活かしたフレイル予防にも取り組んでいる。そして2018年より宮城県内の在宅や施設への訪問フットケア、コミュニティフットケアサロンで足の爪切り・角質ケア・フットトリートメント・フットジェルネイル・手の爪切り等の施術。これまで沖縄、兵庫、宮城、岩手、山形等での介護士、看護師、理学療法士等に向けたフットケア研修講師も担。
・訪問フットケア&コミュニティフットケアサロンフットスタースマイル代表者
・footcaregiver本部理事・認定講師
・介護福祉士
・保育士
・介護支援専門員
・旧ホームヘルパー1級
・ジェルネイル検定上級
・仙台市認知症キャラバンメイト
【2024footcaregiverBASIC講座】
講義(zoom)3日間
演習(対面)2日間
特別講義 1日間
6/1 (土)13:00〜16:30zoom
12/1(日)13:00〜16:30zoom
基礎の原理となる身体や足部の構造、
加齢に伴う身体の変化や足部に多い
トラブルとその備えについてなどを
講義で学び、演習では足部や足の爪、
靴などの足元の観察、保清、基礎と
なる足の爪切りなどのフットケアの
方法を学ぶことができる講座になり
ます。
受講後ご自身やご自身のご家族。お
勤めの介護事業所などのお年寄りが
新たな足の爪や足部の困りごとが起
きないように備えられるようになる
ことを目標としていきます。
*足の爪切りケアは普通爪に対応し
た内容となっております。基礎を学
んだ上で応用の巻爪・肥厚爪・角質
ケアはADVANCE講座で学ぶことが
できます。
▶︎講義(zoom使用)
講義では動く動作もありますので動き
やすい服装でご受講ください。また講
義を聴くだけではなく受講生に考えて
もらう時間も取り入れております。
▶︎内容
□身体の構造と機能
□人が「歩く」「立つ」について
□フットケアとその目的とは
□高齢者の足元の現状と私たちにできること
□観察(観る・聴く・尋ねる・触れる)
*靴、靴下、短下肢装具等の観察も含む
□足部、足の爪の保清の目的と方法
□爪と皮膚の間に蓄積した角質を取り除
く際などに使うゾンデの使用目的と使い方
□爪切り、爪ヤスリの種類と使い方
□足の爪切りにおけるテーピングの役割
ネイル用ニッパー等を使っての適切な
足の爪の長さと形の整え方
□爪と皮膚の保湿の目的
□施術環境と衛生管理
詳細は下記のホームページをご覧ください
▷受講料
■通常
講習費:55,000円
教材費:26,000円
合計 :81,000円
+指定図書・消耗品各自購入
■レンタル(ゾンデ・ニッパー・爪ヤスリ)希望の場合
講習費:55,000円
教材費:7,800円
レンタル料:5,500円
合計 :68,300円
+指定図書・消耗品各自購入
*分割払いのご相談にのります。
教材内容
・オリジナルテキスト(2冊)
・ニッパー型爪切り(1種)
・ゾンデ(1種)
・ダイヤモンド爪ヤスリ(1種)
・修了証
・事務手数料
*介護事業所様で職員研修として
お申し込みの場合、助成金の情
報提供もいたします。
▶︎上半期開講スケジュール◀︎
▪️3月生 平日開講
オンライン講義 3/5 ・12・19
仙台演習 4/9・10
申込締切2/10
▪️4月生 土曜開講
オンライン講義 4/13・ 20・27
仙台演習 5/11・12
申込締切3/10
▪️5月生 火曜開講
オンライン講義 5/7・14・21
仙台演習 6/4・5
申込締切4/10
■6月生 土曜開講
オンライン講義 6/8、15、22
仙台演習 7/6・7
申込み締め切り 5/1
実技演習開講会場
▷仙台
コミュニティフットケアサロンフットスタースマイル
仙台市太白区茂庭人来田東40-1
上記演習開校日
定員2名
最小催行人数2名
▷札幌
株式会社ケア・ハート様
札幌市豊平区中の島1条7丁目8−3
6/25 26(火・水)
定員6名
最小催行人数3名
申込締め切り4/30
▷横浜
YOKOHAMA訪問看護ステーション
横浜市中区山下町219カーサ丸徳303
4/16・17 申込締め切り2/10
5/18 ・19 申込締め切り3/10
6/12・13 申込締め切り4/10
定員2名
最小催行人数1名
札幌、横浜会場で受講する方は、先に必ず講義を受講してからの実技演習になります。講義はお好きな回をお選びいただけます。
特別講義講師
・竹内裕氏 コミュニケーションマナー
特定非営利活動法人もちもちの木
地域コミュニティ支援員
・片岡侑史氏
家庭医学(糖尿病足・爪白癬・足白癬・浮腫)
医療法人社団悠翔会ココロまち診療所院長
・小池昭雅氏 高齢者の終末期ケア
アイ・ウイッシュ株式会社代表取締役
介護福祉士
詳細は下記のホームページをご覧ください
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footcaregiver講座の詳細は下記をご覧ください