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モノクロマティック
大好きなミュージシャンであり
クリエイターでもある
オザケンこと小沢健二さん。
先日、小沢健二(以下、敬意を込めて敬称略)の
コンサートに行ってきた。
今回のツアーはふたつの特徴があって
ひとつはツアー名の通り
モノクロマティック
単色的
白・グレー・黒の世界ということ。
照明もカラフルなものを使わず
モノクロの世界の中で
歌詞や音楽を
"無色"のまま楽しもう
というのがコンセプトである。
もうひとつの特徴は
全席に秘密小道具が付いてくるということ。
小沢健二と一緒に
モノクロの世界をつくるアイテム??
どんなライブになるんだろうー
--
当日
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140112908/picture_pc_d76d6332ce91b77f9e2b4b2e51f572bf.jpg?width=1200)
雨があがった東京渋谷
推奨のドレスコード
モノクロコーデで会場に入る
秘密小道具を受け取ると
中にはネクタイとホイッスルが入っていた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140112965/picture_pc_a1e781f9b07c60d9ed08495be68f77d9.jpg?width=1200)
首に巻けば準備完了
秘密道具を受け取っても
???だったけど
館内アナウンスを聞いていると
ようやく全容が見えてくる。
小沢健二が今回したかったこと。
ホイッスル交響楽団
観客みんなでホイッスルを吹き
会場全体でオーケストラになろうという
ちゃめっけたっぷりな壮大な計画
斬新すぎる。
ホイッスルの出番は
せいぜい2-3曲なのかなーと思ってたけど
小沢健二の「ホイッスゥー」の合図でピーピー吹いて
ほとんどの曲に参加をした。
会場全体で鳴り響くホイッスルの音色
もうみんなノリノリ
音がそろうと気持ちいい。
-- 吹く快感
-- 心地いい音色
どちらもかなえてくれるから
ホイッスルってすごい。
--
アンコールを含め
3時間のコンサート。
笛をふきまくり
一緒に歌いまくり
手をたたきまくり
モノクロマティックな空間で
大好きな曲を楽しんだ最高の一夜に。
みんなでモノクロのネクタイを身につけ
交響楽団の一員として
ホイッスルを吹きまくる
こんな夜はもう二度とないだろうし
こういう空間をつくりだす
小沢健二ってすごいなと思う。
コンサートという枠を越えた
アトラクションショーに
参加した気分。
そしてホイッスルに限らず
ライブ中も新しい試みばかり。
朗読ともMCとも違う
曲にのせたモノローグ(一人の小話)を
たくさんしてくれたり
新曲は歌詞をじっくり聞かせてくれたあとに
音にのせてくれたり
新しいことをどんどんやってのけて
過去にしがみついている感じは全くない。
こちらの曲が入っている
3トラックで1,000円のCDも
実に小沢健二&スチャダラらしくて
3トラック目は
おまけのおしゃべりが30分入っている。
CDに収録の30分のトークの間、ぼくはギターを持っているのですが、「歌・演奏」をすると著作権等々の規則で値段が上がってしまうので、ギリギリ「歌・演奏」にならないようにギターを鳴らしたりします。笑
— Ozawa Kenji 小沢健二 (@iamOzawaKenji) April 6, 2024
男、思ふ—
人の声は、どこから「歌」になるのか?
楽器の音は、どこから「演奏」になるのか? pic.twitter.com/eKWaibUGP6
歌にならないギリギリの声と
演奏にならないギリギリの楽器の音からなる
おしゃべりが聞きごたえ満点。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/140415908/picture_pc_9e53856c56d656843024066049034f29.png?width=1200)
やったー!
30年前にヒットした
今夜はブギーバックの歌詞がカルタに笑
小沢健二は間違いなく今が一番かっこいい。