春の風
少年野球、最終日
昔からお別れは苦手で
この日を迎えるまでいろんな感情が溢れてたけど
いざ当日を迎えグランドへ行くとしんみりする暇もなく
春の風と砂嵐におみまいされる。
守衛さんにお願いして
スプリンクラーで水をまいてもらうことに。
冬の間に出番がなかったからか
動きが悪く同じところばかりに散水。
あわてて止めてもらう。
大きな水溜まりがふたつできて
これじゃ練習なんねーなー
コーチも子供たちも笑ってたけど
みるみるうちに水はとんでいって
気づいたら乾いたグランドに戻っていた。
真夏の太陽と変わらない。
風のエネルギーってすごいなと思う。
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とにかく砂埃がひどい一日。
ホースで水を撒くことに。
ビュンビュン水をまきはじめると
最後なんだからもう座っててー
後輩ママがかわってくれた。
ありがとうー
気持ちは嬉しいけど
お客様みたいでなんだか落ち着かない。
でもまぁ今日はこういう日か
お言葉に甘えて同学年ママと
ゆっくりさせてもらうことにした。
「入学式のチラシどうしようか?」と
話してる後輩ママ達をみて
そういや去年うちらも大変だったよねー
〆切過ぎてて泣き入れに行ったねーと
思い出話しに花が咲く。
いつもの人達と
いつもの空間にいるのに
今までとはもう違う世界なんだと
ひしひし感じる。
練習後はコーチの皆さんにご挨拶。
長男もいっぱいかわいがってもらったから
昔話しで大笑い。感謝。
また顔だしてよー
いつでも遊びに来てねー
そう言ってもらえるのが何より嬉しい。
感極まって寂しさが爆発するのかなー
なんて思ったりしたけど
朝までの感情はすーっとひいてて
そんな自分にも少し驚いたり。
10年間ほんと楽しかったなー
夏になったらアイスを何箱か買って
練習に顔だそうと思う。
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