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喫茶店の水
最近よんだお気に入りの本
著者のqpさんが喫茶店に通い
水だけを撮ったフォトエッセイ。
撮影の対象が
コーヒーでも
クリームソーダでも
バタートーストでもなく
お冷というのがなんともおもしろい。
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水は奥にずらしてコーヒーをパシャ
qpさんが撮った
喫茶店の水をみて思ったこと。
たかがお冷
されどお冷
水ひとつで店主のこだわりが
うかがえるということ。
グラスは
形、デザイン、模様、色、厚さなど
店によって全く違うし
グラスに注がれる水も
なみなみだったり
半分だったり
氷があったりなかったり
光の反射を意識していたり
店によって
季節によって
こだわれるところは
いろいろあるんだろうなと感じた。
またところどころに出てくる
qpさんのエッセイはナチュラルで
水のようにすっと入ってくるし
音を含む空間を想像できるのが楽しい。
木のテーブルと
石のテーブルでは
食器を置く時に響く音が違うだろうし
テーブルクロスやレースを
敷いてるテーブルはこれまた違うだろうし
流れている音楽
人の話し声
食器と食器がぶつかる音
うるさすぎず静かすぎず
音が雰囲気と一体となった時に
居心地のよさにつながるというのも
わかる気がした。
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仕事でたまに行く街
ずっと前から気になっている喫茶店
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モダンな建物
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たいていしまってる
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遠目から店内を見ようとしたけど
見えそうで見えない
喫茶店というのはカフェより敷居が高く
一見さんは入りにくいイメージがあるけれど
喫茶店を利用する人の目的はいろいろで
他人に迷惑さえかけなければなんでもあり。
珈琲ロンに限らず
気軽にいろいろ行ってみたいなと思う。
どんなグラスで水がでてくるのかも楽しみー
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雪解けが徐々にはじまり
三月に入ると加速する