爽やかで軽やかなありがとう
今日のバスはあたりの運転手さんだった。
バスの運転手さんも、色んな運転手さんがいて、一言も発さず運転に集中する人から、曲がる度にアナウンスのある人まで様々。「今日は雪が降っております。足元に気を付けて、お降りください。」と東北っぽい、じわーっとくる挨拶をする運転手さんもいる。
そんな中で、ダントツ1位で好きなのは、今朝の担当の、そよ風さん。
そよ風さんがまだ見習いの運転手さんだった頃に乗ったことがあって、それからお世話になっている。彼は運転手さんになってまだ半年ぐらいだと思う。
そよ風さんの運転はいつもとてもスムーズ。めりはりのある運転で、駅まで快適に連れて行ってくれる。
彼を好きな理由は色々あるけれど、降りる時、ぺこりとし、「ありがとうございました!」と本気で挨拶をしてくれるところ。なんというか、高校野球児が監督にする、「ありがとうございました!」の感じの挨拶。
その声を聴くと、どんな時も一瞬で私の心を笑顔にさせ、そして、そよ風がふく。だからそよ風さん。
ありがとうにも色んなありがとうがあって、その言葉には見えないエネルギーをのせているけれど、彼のありがとうは、とても爽やかで軽やかで、とても好き。
いつも、その挨拶に救われるよ!と思ってるのに、恥ずかしくて言えない。こちらもお礼を言って静かに降りるだけだ。あーあ。思ってるなら伝えなよ。
そよ風さん、いつもありがとう。
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最後までお読み頂きありがとうございます。
いとうれしです。