Redを、かたらう。
最近、仕事以外で友人知人と会うと、合い言葉のようになっているのが「『Red』観た?」です。数日前も、この人と『Red』の話がしたかったーという人と会うことになって、女の生き方について語り合いました。
で、ふと思ったのが──これまでだったら、ヒロインとそのヒロインを取り囲むタイプの違う男性が何人も出てくる恋愛映画の場合、どの男性がイイとかダメだとか、ダメンズ話に流れやすかった。少なくとも私はそうでした。でも『Red』は、そうなりそうでならない。自分自身が年齢を重ねたからなのかもしれないですが、とにかく生き方について語りたくなる、塔子をとおして自分たちのこれからを語りたくなる、そういう力を持っている映画です。
私自身は結婚もしてないし、子供もいないし、塔子とはぜんぜん違う生き方をしているけれど、それでも今の自分を肯定してもらえたような、そんな温かさと力強さを受けとった。もうしばらくは「『Red』観た?」って、聞き続けます(笑)。
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