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あっという間の遠回り人生 2

早い時期に、自分が進みたい方へ進み、自分が学びたいことを学んでいたら、私の人生はもっと早く開花したかもしれません。
でも結局、親に何と言われようと、親を泣かそうと、家出してでも、自分がやろうと思ったら、やれば良かったんです。
自分で稼いだ金で好き放題やっちゃえば良かったんです。
それをやらなかった。やっちゃうのが怖かった。
そう、自分が悪いんですよ😂
でも、そんな自分の経験から感じていることがあります。
(あくまでも私個人の考えです)

西戸崎行きフェリーにて(25)

自分の失敗から学んだこと

若者のアンテナ

親が思う子の幸せと、子ども自身の幸せは、必ずしも同じではありません。
人それぞれの考え方、物事の捉え方が違うように、親子であっても違って当然です。
また、いつでも親が正しいとも限りません。
生きてきた時代も環境も違うのですから。

時代は目まぐるしく変化しています。法律も常識も変わっていきます。
生きている時代によって、大人になった時に世の中で求められることも違います。
その時代に生きる若者は、これから何が必要か、自分に何が合うのか、本当は1番わかっているのではないでしょうか。
10代後半から20代前半くらいの時が、自身のアンテナの性能が最高に優れた働きをする時期なのかもしれません。
これからどんなもの、どんな知識や技術が必要とされるのか。
その時代に働き盛りを迎える人の方が、それまでの時代を駆け巡ってきた人より敏感なんじゃないかな、と思います。

もちろん個人差や例外はあるでしょう。生涯アンテナがビンビンに立ってる人だっているでしょう。
もしかしたら、無垢な幼い子どもの頃が、実はもっとアンテナの精度がいいのかもしれませんね。

決して、子どもに躾をしなくていいとか、経験上の話をしたらいけない、必要ない、という意味ではありません。
ただ、大人があんまりうるさく口出し過ぎると、自己肯定感も弱くなって、そのアンテナの感度が鈍ってしまうんじゃないのかな、と思うのです。

息子達にもそんな話をしてきましたが、どう受け止めてくれてるのかはわかりません。彼等なりに自分の人生のことは考えてるのでしょうけど。
親は必要以上に子どものことを心配してしまいます。
私のアンテナも年式が昭和42年製ですので…。
教えるべきことをちゃんと教えられなかったのではないか。
或いは私が彼等のアンテナの感度を鈍らせたのではないか。
やはり不安になります。
それぞれ社会人になりましたが、まだまだ彼等も夢の途中だということは確かのようです😅

結婚式当日(26)

幸せな結婚って何だろう

親が思う子の幸せと、子ども自身の幸せは違う。
それなのに、結婚も母の言いなりでした。ある意味、私が極度のマザコンだったのでしょう。
「お前は家庭環境が良くなかったのだから、恋愛結婚では幸せになれない」
「親が喜ぶ結婚をせんと幸せになれん」
私が中学生の頃からずっとそう脅されていました。

私が26歳の秋、
「(母の知人によると)これはご先祖様が持ってこられた縁談らしい」
母は、初めてのお見合い相手との結婚を急かすように勧めてきました。
私自身も「親が喜ぶ結婚は幸せになれる」という母の言葉を信じていました。
女性は24過ぎたらクリスマスケーキなどと言われていた時代です。
今思えば、まだまだそんなに焦る必要などありませんでした。

相手は7歳年上で、私とは全然違うタイプの人で、実は前のお見合いで結納近くで破談になったという事情がありました。
そういう事情もあってか、相手側からも追い込まれるように急かされ、お見合いの日からゴールインまで5カ月と11日というスピード結婚でした。
自分でもびっくりです。
とはいえ、最終決断したのは自分ですから、結局自分の責任です😅

それでも、正直言って納得いかないことがあります。
「男は姿かたちが良くなくていい」と母はずっと言い続けていました。
「恋愛結婚のほとんどが前世からの因縁で果たし合いで幸せになれない」
とも言っていました。
ところが、母は2回の結婚どちらも恋愛結婚で、初婚相手(実父)も再婚相手(継父)もどちらもハンサムで見た目がイイ男だったんですよ~!(爆)
ううむ……解せぬ。

やっぱり結婚って、少なくともお互いに「好き」という感情がある人同士とすべきことですよね。
夫にも申し訳なかったと今は思います。ハイ。
好きになろうと努力すれば好きになれるものだと思い込んでいました。
でもね、どんなに頑張っても無理なものは無理なんですよ。
悪い人ではないんですけどね。
合わないものを無理矢理合わせようとすると、そのうちいつかどこかで歪みが生じるんです。

自分の結婚で、「好き」っていう感情って大切だなぁ、としみじみ思い知らされました。
お互いが思いやれれば上手くいく。それは本当だと思います。
あまり思いやり合えてはないけれど、まあまあ平穏な毎日を送っております。
夫には心底感謝していますよ!…好きか嫌いかはまた別の話で……(謎)
面白い時、楽しい時がまるでない訳でもありません。だから、不幸ではないのでしょう。
何だかんだ言っても、本当のところは「割れ鍋に綴じ蓋」なのかもしれません。そう、こんな結婚生活もあるんですよ。
ここまできたら、どちらかが最期を迎える時まで、この婚姻関係は続くのでしょうね(笑)
(つづく)

長男・次男・三男それぞれと(34)

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