『帰路』
日暮れ時
夏至を過ぎ今宵の日の入りは
19時17分頃
昼間の余韻と
忍び込む闇との
谷間に浮かぶ薄群青
涼やかさを十分に含む風が
伸びた髪の隙間をそよいでいく
厚みを増しながら足早に動きまわる
蒼みがかったグレイの雲
その下で
北の大地の夏の花 紫陽花が
ほんのりと形をつくり始めていた
水無月最終日の帰路
遠くから見ると、葉色と同じように見えるのですが、こうして写真に撮ると色の違いが分かりますね。
画面の中のあちらこちらで紫陽花を堪能した六月ですが、梅雨のない北海道。
紫陽花は雨の中ではなく、夏の日差しの中で咲くのです。
今はまだ新緑の中に身を潜めています。
それでもよぉく観察すると、夏空の下を目指し わずかながら色を変え、開花準備をしているようでした。
🌿
六月中に一度くらい更新しようと思いつつ、
気付けば最終日。
時が過ぎるのは速いものです。
無我夢中に過ぎた一日も、
いまひとつだった一日も、
過ぎてしまえば思い出の中。
やりたいことをしている喜びも、そこにはきちんと刻まれていることを一番に思い出しながら。
紫陽花に置いてきぼりにされないように。
ね。
今月もお疲れさまでした。