スクリーンショット_2018-11-08_18

ファイターズファン、侍ジャパンー福岡親善試合観戦の旅に出る。及び、レトロ喫茶愛好会活動報告 その3


福岡の夜が明ける

侍達にお別れした夜。ホテルに戻り、疲れてすぐに眠ったのですが、まだ暗い5時頃に、暑くて汗をかいて目が覚めてしまいました。

11月なのにエアコンを入れて…福岡の朝が来ました。

もうお昼には飛行機に乗って北海道へ帰らなければなりません。本当は、もうちょっといろいろ見て歩きたいけれど、他の便は料金が高くて致し方ありません。

しかし短い時間でも、無駄なくプランは組まれています。

7時からホテルの朝食。ホテル平和台5 宿泊料金3500円、朝食代は800円。安かろう悪かろうなのか?と思われるでしょう。

それがとっても良かったんですよ〜。またもぐもぐ食べるのに夢中で写真撮り忘れてるけど。和食洋食のビュッフェで、とんこつラーメン、おでんとか焼き魚、肉の揚げ物納豆、サラダ、お味噌汁、コーンスープにカレー、冷奴、卵料理、ヨーグルトにフルーツ、もちろんめんたいこや高菜もありました。

贅沢ではないけれど、きちんと料理人さんがお料理してくれている。800円なら十分すぎるくらいの量と質。普段、自分も厨房で働いているので、仕事ぶりに感心したり、これで採算とれるのかなあとか、余計な心配したりして。

めんたいこが食べたくて、ご飯を盛りすぎ、またお腹いっぱいに。食後のコーヒーは、次の目的のために控えておきました。

もう一つの目的地ー平和台球場跡地へ

今回の旅を計画してくれたお友達は、長谷川晶一さんの『極貧球団ー波瀾の福岡ライオンズ』(日刊スポーツ社)を読んで感銘を受け、福岡に行くなら大濠公園ー舞鶴公園にある、平和台球場跡地を見に行きたいと希望していました。

舞鶴公園には、鴻臚館ー飛鳥時代の迎賓館だったという遺跡があり、立派な展示施設がありました。大河ドラマ『黒田官兵衛』で有名になった城跡でもあり、これまた立派な石垣が、広い敷地にそびえ連なっています。ぐるりと回るお堀には、冬枯れの蓮が水面を埋め、やっぱり冬が近いのだなと教えてくれます。


と、深い歴史の流れに身をまかし、官兵衛様はここで、と感動に耽る…歴史女子、歴女では、わたしたちは、ありません…。

我らは、野球女・・球女?

かつての西鉄ライオンズ、クラウンライターライオンズ〜の歴史を刻んだ平和台球場。自分の記憶にあるのは、クラウンライター?太平洋クラブ?時代の真弓さん、だけなんですが・・熱心に懸命に、この地でのライオンズの成り立ちや移転までの経緯を説明してくれるお友達の話を聞きながら、探していくと。

ありました!

写真に撮れてませんでしたが、球場の外側のコンクリート塀の部分も残っています。

今年の春、訪れた広島の市民球場跡地も官庁街、平和公園のすぐ前と似たような環境でしたが、待遇は随分違います。

立派なモニュメントが設置され、球場そのものが市民の思い出の地として残されていた広島。

一方、平和台は、ぽっちりと「かつてここにありましたよ」と記憶の片隅に残されているような扱いです。

今や、九州のおらが球団は、ダイエーホークスから福岡ソフトバンクホークスへ完全に移ってしまっているのですから、当然とはいえ。

それでも残されているモニュメントに、一面では語り切れるはずもない、プロ野球と人々の長い時間のつながりを垣間見られたような気持ちになりました。

何事も現場に来てみないとわからないことは、多々あります。連れてきてくれたお友達に感謝する時間でした。


ー最後に レトロ喫茶愛好会、福岡での活動報告

これまでも、わたしたちは、機会があれば素敵なカフェを求め、美味しいコーヒーやランチ、甘い物を食すことを、旅の大きな楽しみとしてきました。

そんな中で、お友達はだんだんとディープな領域に足を踏み出し、今や絶滅危惧種になりつつある、レトロな喫茶店を見つけ出す愛好者になっていたのです。

勝手に名ずけたレトロ喫茶愛好会。福岡での活動は、赤坂駅前の名店。

「珈琲 松下記念館」

なんの記念館なのか、不勉強でわかりませんが。

一歩足を踏み入れるに薄暗い、店内。オペラのアリアが流れ。年季の入った道具の数々は、椅子が擦り切れたりしてるところもあるけれど、テーブルは大変に綺麗に磨かれ、アンティークの大きなノッポの古時計や本の入った棚、カウンターには、大きな菊の花がまるでダリアのように生けられて。

全体が西洋絵画みたい。ジブリの『耳をすませば』で主人公の雫ちゃんが出会った骨董屋さんのようと言えば伝わるのか。

カウンターにいたお店の方は、白髪の美しい高齢の女性で、これまた『千と千尋の神隠し』か?

とにかく素敵だったあ。

「うちのブレンドは美味しいわよ」

と勧められたブレンド珈琲は、ほんとに美味しかったです。

「もう満足、満足です。見たいものをみて、飲みたい珈琲を飲みました」

お友達も嬉しそうで、自分も嬉しかった。

短い旅も、もう終わりです。

さようなら、福岡。またいつか。

優勝をかけて倒しに来るとか。いいですね。


オマケ😊

ダイニング ROSTERでもらえるコースター お好きな選手はいましたか?





                 

いいなと思ったら応援しよう!