去る人来る人。交差する人生の時間軸。1日1日が勝負です。わたしたちのファイターズ。行く先の道はいずこに。
47試合目 2019 5/25 L×F 7対5
5/24 石川亮(と清宮幸太郎)一軍登録
5/25 谷口雄也 登録抹消
定着したレギュラー選手でない限り、プロ野球選手の毎日は不安との戦いだ。いつ何時一軍に上がれるのか、上がったとしていつまでいられるのか。そしてまたいつ二軍に戻されるのか。結果を出し続けなければ、おのずと結果は見えてくる。
昨日の1アウト満塁のチャンスは、谷口雄也に与えられた生き残りの最後通牒だったのか。そこで打てたら居残れたのか。
心身ともに疲弊し、やつれ切って二軍に戻された石川亮は、思いの外早く一軍に帰ってきた。1日置いての先発マスク。バーベイトは早速打ち込まれ0対5なってしまったけれど4回表に2アウトから猛攻をしかけ同点タイムリーを放ったのは亮たんだった。元気になればなんでもできる! ってか・・・。
清宮幸太郎は、満塁のチャンスで2点タイムリー。やっぱり打者としての力は図抜けているんだろう。
今日は、そこまでだったファイターズ。またしてもライオンズに打ち負ける。
点となり線となり、交差するそれぞれの野球人生。
なんつーか・・見ている方は、いつだって見てるしかできないんだから。胸はつまってしまう・・せつないよね。鼻の奥がつーんとしてくるように。
一軍枠に入られる選手は、チーム全体の3分の1に過ぎず、そこで一年過ごす者はさらに少ない。多くの選手がプロ野球の世界で光を浴びることなく去っていく。一度でもヒーローになれたら、一度でも大観衆の前で笑うことができたら。
そう願いながらかなわないままに。
だからね。心あるプロ野球ファンの皆さん。打てない選手、抑えられない投手。エラーしてしまった選手・・・などなどにさ。バカだのクズだのいらねえだの、あげくは死ねだと。人としていかがなものかの、ひどい言葉を投げかけるのは、やめてもらいたいんだ。
そりゃーこっちだって懸命に応援してるんだ。大枚はたいて高いチケット買ってんだって、お気持ちは重々わかりますけども。
野球やってるだけなのに、存在自体が無価値のような扱いを受ける謂れは、誰にもない。みんな必死で生きてる。それはどっち側だって同じなんだよ。
だからこそ、わたしたちは何の意味もないのに、こんなに大好きなチームを、大好きな選手を、一生懸命に応援するんだ。
ファイターズ 21勝24敗2分