ファイターズファン、侍ジャパンー福岡親善試合観戦の旅に出る。及び、レトロ喫茶愛好会活動報告　その２

11月７日　午後３時４５分ごろ福岡空港に降り立ち、地下鉄でヤフオクドーム近くの唐人町へ。１５分くらいでしょうか。これまで仙台の宮城球場、東京ドーム、横浜スタジアム、神戸のほっともっとスタジアム、大阪の京セラドームと出かけてきましたが、空港から球場への時間は、一番短いかもしれません。北海道から九州は遠いけれど、新千歳から福岡ドームへは、直なら約３時間、道内の遠方から札幌に行くより早いかも…・

侍の試合は、午後６時15分から。そそくさとホテルに荷物を置いて、さっそくヤフオクドームへ。そぞろ歩く道は10~15分程度。かつてのホークスタウンが再開発され、７年ぶりの風景は変わっていますが、ドームは変わってない。

あ、そうだ。この日の福岡の気温は最高２３度。出てきた札幌は朝の時点で７度、お友達のお家のほうでは、今季初の氷点下。　あまりの寒暖差に、わたしたちは「暑い暑い」を連発。やっぱり半袖持って来れば良かった…と後悔しながら歩いていたのですが、周りで「〜そやけん」「〜とったばい」と九州弁の方々は（短パンの人もいるけれど）ダウン着たりコート着たりしている人もいます。体感気温とは不思議なものだなあとつくづく思った、秋の夕暮れ。

球場の写真がこれしかない・・なんの役にも立ちませんが、雰囲気だけでも。

この日の試合は、台湾ーチャイニーズ・タイペイとの親善試合。

こう言ってはなんですが、わたしは特に稲葉監督のファンというわけではありません（ごめんなさい）　なのになぜ本番でもない侍の試合を見に行こうとなったかといえば、ファイターズの選手はいつも３、４人は選ばれてきたことと、相手が台湾なので台湾代表のキャプテンたる陽ダイカンが来るかもしれない！と希望を持っていたからです。

が、チケットを取ってから発表されたメンバー表には、ファイターズからは上沢直之のみ、盗塁王西川遥輝も３割打った近藤健介もいませんでした。さらに遅く出された台湾メンバーに陽ダイカンの名もなく（翌日の東京ドーム・巨人とメジャー代表の試合に出ていた😢）

ちょっと期待外れとなってしまったわけですが、気を取り直し、普段あまり見る機会のない、素晴らしい代表選手たちを見るのを楽しみにしようと出かけたのです。

そんなにお客さんもいないだろうとタカをくくって自由席での観戦でしたが、時間が経つにつれ続々とお客さんがやってきます。札幌ドームに比較すると２０〜３０代の男性客と子どもが多い印象。この日は、少年野球、中高生の野球部も招待されていたようで、坊主頭の男の子がいっぱい。お高い席以外は、ほぼ満席に埋まっていきました。

試合のほうは、投手戦というか貧打戦というか、試合間隔の開いている侍たちの感覚はなかなか戻らず、気持ちは空回り、バットは空を切るばかり。一方、若い選手中心の台湾は、思い切って打ってくる。タイムリーを打たれ、３ランホームランを打たれ、気が付いたら０対５。なんとも退屈な展開に。

唯一のハムっこ、うわっちに登板予定はなく、ベンチで応援する姿を双眼鏡で眺めるくらいしか楽しいことがない。周りのお客さんたちも静かです。

が、その潮目を変えたのは、９回表に出てきた横浜ベイスターズの守護神、山崎康晃、我らのアッくん！思い切り応援したいファンのストレスが、ここぞとばかりに爆発。球場全体で、ヤスアキジャンプがはじまり、盛り上がった！みんなやってみたいんだよね。よそのチームの応援て、堂々とやってもいい機会ですからね。

さらに交代で出てきた甲斐拓也捕手が、日本一を祝うホークスファンの期待に応え「甲斐キャノン」（て、やっぱりガンダムのカイ・シデンから来てるんだよね？）で３アウトに仕留めてくれた。

そこから流れが変わり、９回裏にやっと侍の反撃が始まりました。

後ろの席に熱心に応援している小学生の男の子たちがいて、その子たちが大変に良かった。普段からヤフオクドームに来ていて、いつも応援しているのでしょう。もちろんホークスの選手の応援歌は完璧に歌っているのですが、その他の選手ー山田哲人とか田中浩輔とかのもちゃんと歌ってる！

そして歌唱力もあり、リズム感も抜群。

こーすけーこーすけー🎵広島のスクワット応援もヤスアキジャンプもやまーだてっとーも巨人のチャンステーマもじゃんじゃんやる！周りのわたしたちも、乗せられちゃってどんどん楽しくなってしまって、じゃんじゃん応援しているうちに、侍たちにも乗り移ったのか、じゃんじゃん打ち始め、みるみる得点が入るではありませんか！

０対６から５対６。しかしながら、そこまで。追いつき追い越すまではいかず稲葉ジャパンの今期初戦は、惜しくも敗れてしまいましたが、野次の一つもなく、爽やかで楽しい応援キッズのおかげで、最高盛り上がり、楽しい観戦の一夜になりました。

ありがとう！少年たち！　元気ですくすく育ってください。未来は君たちのためにある。

そして、北海道女たちの福岡の夜は、まだまだ終わらない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

唐人町駅から歩いて10分ほどの小路にある、焼き鳥屋さん。ここももちろんわたしではなく、優秀なお友達がリサーチして探してくれたのですが、野菜をお肉で巻いた「野菜巻き」が人気のお店。

お野菜中心のメニューで、（たくさん食べるけど😊）もうがっつり系は厳しい年齢のわたしには、ちょうどいい感じでした。焼き物も良かったですが、里芋の煮物、なすの煮浸し、厚揚げがめっちゃ美味しかった！

満足満足でそぞろ歩く福岡の街は・・・

「札幌の涼しい夏の夜みたいだね」

「８月の終わり頃ってこんな感じですよね」

と言いたくなるほど、暖かく、穏やかでした。

写真がぶれぶれですが、泊まったホテルは、「平和台ホテル５」。

平和台と聞いて、プロ野球ファンのあなたは何を思い浮かべることでしょうか。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　翌日の日記へと続きます。