東京遠征日記2ー2日目は、文化活動に勤しむ。ファイターズは…。楽しく充実した旅でした!
9/10 谷口雄也 逆転ホームラン 真っ黒けだね。谷口くん。
130試合目 F×E 1対3
東京遠征、2日目は、もう帰る日で東京ドームには行けませんでした。
午前9時にホテルを出て、深川江戸資料館に向かう。今回は単独行動。スマホで路線を調べ、ゆっくり落ち着いていけば、大丈夫大丈夫と自らに言い聞かせ出発。東京ドームシティのある水道橋から東京メトロ清澄白河駅まで、20分くらいでつく。
ここに来たかったのは、マンガ家で江戸の時代考証家であった杉浦日向子の企画展が開催されてるため。いやー降り立ってすぐにいい感じの街並み。深川江戸資料館の前の道も風情があり、なぜか手作りの案山子が立ち並んでいた。こじんまりとした資料館でしたが、中身は充実していて、ボランティアの方が何人もいらっしゃり熱心に丁寧に江戸の町や深川の成り立ちについて教えてくださり、とても楽しかったです。
杉浦日向子展は、想像していたのとはちょっと違ってて、見られるかと期待していた原画は一枚も展示されていませんでしたが、地元に近い場所で生まれ育った江戸からの来訪者、杉浦日向子の現世での暮らしと思い、江戸へのまなざしを、こちらも丁寧に追っていて、好感の持てる内容でした。大ファンでもあり色々思い出すこともありで、しんみりした一時を過ごすことができました。
この街は、とても面白そうで、もうちょっとゆっくり探索してみたかったのですが、次の予定のためと、やっぱり30度超えは、暑いのは暑いので断念。また行ける日があるかしら…。
続いての目的地は、銀座。京橋の加島美術で模様されているー従軍日本画家の展覧会。またゆっくり焦らずと電車の乗り継ぎ順を見つめて向かいます。
東京に行く前にたまたまネットで見かけた日本画家の個展のお知らせ。一応、日本画教室の生徒であるわたくしですが、全くの無知。早くから従軍画家として仕事をなしていたという小早川秋聲。 日本画家は彼だけだったそうです。
話題になっていた、旧軍から受け取りを拒否された「国の盾」という作品は、戦時に描かれた際には、横たわる戦死者の周りに金色の光と桜の花びらが施され、戦士を讃える図柄だったとのこと。しかし、当時の軍から、戦死者の図は戦意を損ねると拒否にあい、作品は長い間封印され、戦後に上記図のような黒い画面に改作されたそうです。
畳2畳くらいの絵ですが、前に立つと言葉にできない、絵にしか描けず伝わらないリアリティが、確かに迫ってくる。戦時下の画家の一端や歴史も知る事ができ、見に来た価値が、あったと思いました。
さて、当初の予定は、無事に終了。思ったよりスムーズに過ごしてしまったので、時間が余ってしまった。お昼ご飯にもちょっと早いし、どうしようかなあ、銀座だし少しぶらぶらしてみようかしら、と周りを眺めてみると。
道路の向こう側に「警察博物館」と看板が見える。のぞいてみると警視庁の警察業務の啓蒙と歴史博物館らしかった。入場無料ということでせっかくだから見てみることに。
これが結構、興味深いものでした。警察の歴史って言われてみたら意外と知らないよね。江戸開城の前に始まってるの。もちろん上澄みだけの陳列でしたが、明治大正からの犯罪史、殉職した警察官の皆さんの遺影、いかに日々警視庁は犯人逮捕と治安維持に奮闘努力いたしているかアクションドラマまで、力を込めて展示されていました。
警察組織には多くの問題があるのは周知のことですが、それは日本型組織の全てに言えるよなとか、余計なことまで色々考えたりして。ベンキョーになりました。
博物館から出るとちょうどお昼頃で、お腹が空いてきた。杉浦日向子展を見たせいか、お江戸の風情に触れたせいか、お蕎麦が食べたーい!念じながら歩いていたら目の前のそれらしきところに、品の良い老夫婦が入っていくではありませんか。
ついていってみるとお品書きもちゃんとしてるし、店構えも素敵。きっと大丈夫と入ってみる。すごい大丈夫だった!
冷たい、おろし蕎麦。大変美味しゅうございました。幸せだった〜〜。
あとから友達に「うどんすきの名店じゃないの」と教えてもらいました。調べると老舗の有名店。言われてみたらおうどんを注文してるお客さんが多くいた!わたしは暑くてあったかいうどんは遠慮しましたが、すごく美味しそうでした。大命中のお店に導いてくださった老夫婦に感謝感謝😀
お昼を済ませて、最後のミッション。曙橋のアックス編集部へ。ガロの漫画評論新人賞(佳作)の時にお世話になった手塚編集長と芝犬らっちゃんに会いに行く。
らっちゃんは老眼が進んで警戒心が強くなったそうで、知らないおばはんがやってきて怒られた😭 何のお世話もしてないわたしですが、今回単行本出版なりました、大ファンの佐久間薫さん『そこらへんのおじさん物語』を一足早く、頂戴つかまつる。うれしー!もう発売されてるはずなんで、みなさんぜひチェックしてみてください。めっちゃ面白い不思議でふつーなでもきっと今まで読んだことのないマンガですよ!
本日、佐久間薫著『そこらへんのおじさん物語』が取次搬入。書店に並ぶのは9/19頃です。地味に面倒くさいけど楽しそうに生きてるおじさん達のお話。なお9/18午後6時まで、弊社通販サイト・アックスストアにてお客様のお名前入りサイン本のご予約を受付中。こちらも何卒!https://t.co/NK127rsh2L pic.twitter.com/vxu3fsHIpl
— 青林工藝舎 (@seirinkogeisha) September 13, 2019
そのようにして、一人でできるもん! の東京文化的一日は終了。
羽田空港にも無事到着し、お友達と再会を喜びあう。ドキドキするけど、たまには、こういう旅もいいな。
千歳空港につくと、午後6時半。気温16度。す、涼しい〜〜涼しい〜〜気持ちいい〜。圧迫感からの圧倒的な開放感。やっぱり我々は道産子なのだった…。
ファイターズカフェロースターで晩御飯。
お店のモニターに映るファイターズは、まだ同点だったが…9時頃、家に帰り着いた途端に9回表、秋吉が打たれて負けてしまった…。旅の終わりに、なんだそれ?
明日は勝つぞ!ファイターズ!
ファイターズ 59勝67敗5分け 5位