見出し画像

エースとキャプテンー土壇場で踏みとどまる。大人になるのかならないのかの分かれ道を歩く。どちらを選ぶのかファイターズは。

トップの写真は、リンクした日刊スポーツの記事から拝借しました。

ファイターズ2020 8/22 55試合目 札幌ドーム F×E 5対1 

近藤健介が、前日ぶつけた自打球の影響で、おやすみ。西川キャプテンが指名打者で3番に入る。肩と足を痛め、せんだってのデッドボールで手も痛い。なんだか痩せてるよね。西川くん。

杉谷を使ったらどうかという、わたしの指令が聞こえたのか、イーグルス先発左腕、塩見投手攻略のため選択されたのは、1番杉谷2番松本剛の帝京魂コンビ。(コンスケがいたとしても、ハルキはDHだったかもしれない。守りが厳しそう)

作戦を考えて差配するのは監督やヘッドコーチだけれど、それに応えるためには、選手自身が与えられた役割を理解し、さらにその時その時の状況に対応していく判断力と実行力が求められる。いきなり何でも出来る選手は、いない。失敗と成功体験の繰り返し、経験を積み重ねて「仕事のできる選手」になるんだと思う(どんな仕事も同じだね)

杉谷拳士は、典型的にコツコツ努力型で力をつけてきた。他のことで目立つ要素が多すぎやで、実質は目立たないという逆説的な選手。松本剛も、並いる帝京魂的には地味で目立たないが、チャンスに恵まれなくてもへこたれることなく、出番があれば指示された仕事を真っ当するタイプ。(そして剛くんは全然変わらないんだよねー😀 ルーキーの時から人間性が安定してますよね)

拳士と剛くんのコンビは、気心も知れて息も合うんだろう。西川キャプテンに「1、3塁を作れ」と指令され、いきなり1回裏から約束通りに動いた。そこでバシっとタイムリーを打つ遥輝も遥輝だけど。そういう野球は楽しいよね。きっと。

ファイターズの先発は、エース有原航平。侍の投手コーチであり、解説者の建山さんが、直球を増やした組み立てで成功したという内容のコラムを書いてます。

エースがエースらしい投球で、相手を抑え、3番4番のタイムリー&中田翔20号一番乗りで、まるで横綱相撲みたいな? 8回を玉井大翔、9回秋吉亮、ともに前回やられたのをやり返しに成功。本日は「栗山マジック」大成功というところか。

厳密にベテランと呼べる選手は、鶴岡さんと宮西さんと金子チヒロしかいないファイターズ。年齢的には中堅でも万年若手風な中心選手が自覚を持って、大人の選手になる。自立できるかどうかに、ファイターズの行末はかかっている。

ここ数年のテーマは、ずっとそれ。大人の階段を登る。思いがけず中田翔が、その先頭に立ち、投手では上沢直之が、はっきりとその階段を踏んでいる。近藤くんも27歳になった。てことは剛くんもだね。

29歳、杉谷拳士。いろいろな意味で人生の辛苦も味わい。それでもやっぱりへこたれることなく野球に懸ける姿は、同じくらいの年齢の子どもを持つ親としては、胸を打たれるものがあるよ…何があっても応援してるからな。拳士よ。

こうして並べてみれば、ファイターズには、プロ野球選手としてピークを迎える人たちが、揃っているんだ。勝率5割、その先に行くのか、またずるずる後退していってしまうのか。「ファイターズの野球」が試される。その一線を越えるか超えないかは、自分たち次第。君たちは、もうすでに大人なのだから。


ファイターズ 26勝26敗3分 同率首位のマリーンズ、ホークスに4

ゲーム差。射程距離内にいますよ。











この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?