おかわり満塁弾・・・もうお腹いっぱいです。渡邊諒、逆転2ラン。良いもの見たなあ。でも偉いのは賢介さん!(2019年に記す)
おかわり君こと、中村剛也。長らくライオンズの主砲を務める。おかわりのホームラン。札幌ドームで何本見たことか。もういいっす。もう十分見たっす。
そうつぶやきながら6回表満塁のピンチ。うわっちの投げた球は何だったのか。C指定席の54列目からはわからない。打球は高い弧を描きライオンズファンの待つライトスタンドのはじっこに落ちた。
だからさ〜もういいよって言ってるじゃん・・・ホームランだけは打たれるなってときにホームランを打つ。それがおかわり君という男。衝撃的なトホホ感がドームにさざ波のように広がっていく。
4対1から4対5にされて、通常ならもうしょんぼり反撃も虚しいファイターズ。のはずだったが、6回裏の先頭バッターは田中賢介。
賢介は知っている。ここで簡単にアウトになったらライオンズに傾いた流れは止まらない。すーっと出たバットは、きれいなライト前ヒットを生んだ。
ライオンズの先発、多和田真三郎(たわたしんさぶろう)は序盤からボールが定まらずあっぷあっぷで球数も重んでいた。3点勝ち越されながら再逆転してもらい、続投。この回さえ押さえればという場面。先頭バッターのヒットは堪えたはずだ。
その隙間を6番、渡邊諒は、逃さなかった。
「バントだと思ってたら『打て』のサインだったので、なんとしても打ちたかった」
なべりょちゃんは、去年、自らの進退がかかったソフトバンク戦でバンデンハークから二本のホームランを放って生き残った。そのゲームからレギュラー取りの道が始まった。
普段は打てるのに、チャンスに打席が回って来ると緊張して打てない選手とそうでない選手の違いって何なのかなあっていつも思う。
なべりょちゃんは、勝負強い。
おかわり君のように、ここで打たれたら嫌だよっという場面で打ってくれるバッターになれるのではないか。顔も同系列といえばそうだし(ああいう女子中学生っているよね・・っていつも思うんだけど。めんこいしょ😀)
流れを堰き止めたベテラン賢介さんと、その方向をこちら側へ決壊させた、若いもん渡邊諒。
ほんとに野球って面白いよね!勝ったから余計だね😀
うちのおにぎり君。横尾俊健。谷地くんとともに抹消。
「そのときが来れば打てる」と語っていたホームラン、1本も出ないまま。
昨日の後ろの席のご老人は、あなたのことを「おむすび君」と呼んでいましたよ。おむすび君・・・なんてしみじみとした味わい深い響きでしょうか。こっちのが好きかも。
おむすび弾!炸裂! その時が来るのを、わたしたちもまた待っている。