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mixiも新しいSNSで再起へ これから国産SNSへの回帰は進むのか?

X(旧Twitter)などが台頭する前は国内で流行っていたmixiでしたが、果たして新しいSNSサービスの投入で復活するのでしょうか?
株式会社MIXIは12/16に新たなSNSサービスであるmixi2をリリース致しました😀。

2004年から現在までサービスが提供されている初代のmixiは友人や同じ趣味を持っているユーザーとの交流やコミュニケーションに比重が置かれていましたが、今回リリースされたmixi2は一部初代mixiからの機能を受け継いだものの、時系列の投稿がどんどんタイムラインに流れて来るというXなどの大手SNSに近いサービスとなっています。
また初代mixiと同じブランドが冠されているのにアカウントとの連携を含んだ初代mixiとの互換性が一切無く、さらには初代mixiでもサービスを開始してからしばらく導入されていた招待制になっているのもmixi2の大きな特徴となっています。

12/16のサービス開始後は早速mixi2の招待リンクを取得して利用を開始したユーザーが続出致しましたが、このような新しいSNSサービスがリリースされるきっかけとなったのは、やっぱり様々な問題を抱えて使い難くなって来ている大手SNSへの不満が有ったからでしょう。
加えてMIXl自体も初代mixiが失速した後の業績を支えて来たモンスターストライク(モンスト)などのソーシャルゲームが伸び悩んで来た事から、時代の変化に対応して再びSNSサービスの強化へ舵を切ったと考えられます🤔。

後は安心安全な国産SNSの充実を望んでいる声が多かったのもmixi2のリリースへ繋がったと思われますが、先日公開されたXからの移行先アンケートでも国産SNSのMisskeyがBlueSky Socialと並んでトップに立っていました😀。

こちらのアンケートは主に50代の男性を対象としているので、全世代の場合はまた違った結果になるかもしれませんが、ただXからの有力な移行先となっているBlueSky Socialも海外産のSNSなので、「いずれはBlueSky SocialもXみたいにサービスやポリシーの変更がコロコロ行われるようになるかもしれない」という見方もMisskeyの人気へ繋がった可能性が有り得そうです🤔。
実際にMisskeyのユーザーも旧Twitter(現X)がイーロン・マスク氏に買収されてから急増しており、2023年2月には2万人しか居なかったユーザーは同年の7月には20万人まで増加し、さらに現在は50万人以上のユーザーがMisskeyを利用しているみたいですね😀。

このように国産のSNSもじわりとユーザーを増やしつつありますが、上記の記事によるとMisskeyは運営に携わっているスタッフが非常に少なかったので、ユーザーが急増した頃は一旦アカウントの新規登録受付の停止や制限を行っていました。
これはユーザーの急増にサーバーの増強が追いつかなかったのが主な理由でしたが、このような状況でも速やかに対応できる機動力を持っているのもMisskeyみたいな国産SNSの強みと言えるでしょう😀。

その一方で運営規模がかなり小さいのでユーザーの集客に結び付きそうな広告を出せないMisskeyはとにかく、mixi2も今の所は同じような広告を出しておらず、しかも後者は招待制を取り入れているので、しばらくはどちらも比較的緩やかにユーザーの増加が続いて行くと予想していますが、あまりにも一気にユーザーが急増してしまうと前述のMisskeyみたいに新規登録受付を制限せざるを得なかったり、国産SNSで保たれている平穏な雰囲気が損なわれてしまう恐れも生じます。
なので、mixi2も当面は今の規模を維持するため、できる限り招待制を続けながら広告での告知も控え目にした上で、安心安全なコミュニティの拡大を目指して行く流れになりそうですね🤔。

最新情報を早く知りたかったり多くのフォロワーと繋がりたいと思っているユーザーや大々的に宣伝したい大手企業などは引き続きXなどの大手SNSに留まると思われますが、初代mixiのサービス開始から20年という節目で登場したmixi2がどのように発展して行くのか気になりますし、これを機に大手SNSの台頭によって影が薄くなってしまった国産SNSへの回帰が進むのかどうかにも注目したいですね😀。

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