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アルバース先生、できました!アウトプットするアートの展覧会
DIC川村記念美術館で開催中の、「ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室」に行ってきた。
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美術館の所在地は千葉県佐倉市。最寄駅佐倉からは美術館の無料送迎バスが運行しているのでありがたい。なんと、東京駅から美術館までの直行バス(有料)もある。DICさん太っ腹。ありがとう。
バス以外はタクシー。とても歩ける距離じゃない。
美術館はDIC株式会社の研究所の敷地内にあるのだけど、言い方悪いが辺鄙な場所なのだ。
広大な敷地の中に佇む美術館。
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入るとエントランスが吹き抜けになっていて、落ち着いた雰囲気。表示案内やピクトグラムも独自のデザインで洗練されていた。
先に常設展示を観たのだけど、モネの睡蓮(この睡蓮は初めて)、レンブラントやピカソから現代アートと意外と見応えがあった。
ロスコルームや木漏れ日の部屋も超良かったのでおすすめ。(詳細はウェブサイトへ)
さて、ジョセフ・アルバース展。
やはり「正方形讃歌」が強く印象に残っている。ネーミングも作品も大好きだ。
今回はアルバースの作品ではなく授業がテーマなので、展示物のなかには生徒のものもあった。
なので、展示物のタイトルに「習作」という言葉がよく使われていた。
「習作」
その意味を体感できるのが閲覧後に自由に参加できるワークショップ。観覧(インプット)したアルバースの授業を自分の手を動かしながらアウトプットする。
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彼はただ知識を教えるのではなく、学生に課題を与え、手を動かして考えることを促しました。そうして答えを探究することで、色彩や素材のもつ新しい可能性を自ら発見させようとしたのです。
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私たちは持ち帰ってきた
同じ色でも下地によって見え方が変わるという習作
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これは娘の習作
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もうこの時点で私たち母娘は、時間の経過をすっかり忘れて夢中で習作。
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3のワークはなかなか納得した習作ができずに一番時間がかかった。どうりで一番混んでいたわけだ。
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不透明な色紙を重ねて、あたかも透けているような状態を作る。
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壁に貼ってある参加者の習作を見ると、「こんな色にはならないよね」っていう常識を超えた色を持ってきてたり、それはそれでアリだなと思えたり。とにかく楽しすぎた!
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なんか納得いかないなあと思いながらも貼ってみる
やばい。駅までの最終バスの時間が迫ってきている!乗れなかったら困る!!ので、家で続きをすることに笑
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何度も色を重ねながら、組合せる色のトーンとか、なんとなく法則みたいなのがわかってきた(気がした)。
お、ちょっと良くなってきたんじゃない?
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あ!できたんじゃない?これだ!|
アルバース先生に見せたい!笑
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実物はもっと良い笑
会場で中途半端になった下のワークも家で再現。
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最初はうまくいかない。谷のとなりに山を作るのが難しい…
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これは、ペラペラな紙がでこぼこの折り目によって立体的になるという習作
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今後建築物を見たりするときに思い出すかも
高校の時は美術を選択していてデッサンや油絵の経験がある。ぬり絵も好きだしカラーセラピーをやってたので色を使ったワークは楽しくて時間を忘れてしまった。
これまで展覧会やアート鑑賞ではインプットするだけだったが、こうしてアウトプットする企画は初めて。すごく良かったし、直前に観覧した作品の理解が深まった気がした。今後のアート鑑賞にも良い意味で影響が出るのではと期待している。
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DIC川村記念美術館。
今度は晴天の時に敷地内を散策したい。また行ってみたいと思える素敵な場所だった。
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