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考えすぎて動けなくなったら、一年前の今日を思い出す
情報収集のためにニュースやSNSを追う毎日。東京の未来になるかもしれない環境で耐えている人たちが、必死でよびかける声。自分か自分の愛する人に、近い未来に訪れるかもしれない何通りものシナリオ。
「医療崩壊する前に帰ってきなさい」「絶対田舎の親のところには帰るな」「動けるうちに動け」「動くな、封鎖するぞ」
ふと気がつくと、自分が考えても仕方がないところまで想像力を巡らせて、必要以上にイライラし、不
変わらないけど自分にとって大切なもの
去年の自分と比べて、何ができるようになったのか、これから何を得たいのか。去年想像もできなかったことができているか、来年はどうか。
そういう価値観の中では、去年と変わらないこと、何年も変わらないことは、努力不足で怠惰、コンフォートゾーンから出ず挑戦しなかった、ということになっている。
変わらないことは無価値である、と。
でも本当にそうかしら。
春の陽気に心がふわふわしながら、フルートのレッス
春が来ない、と思っていた
今年の3月、まだ雪が残る北海道で、春がまだ来ないと私は思っていた。
否、「私の春はいつ来るのだ!」と憤っていた笑
オーストラリアから帰国し、函館の実家に少しだけ帰り、これから東京で新生活を送る、という時期だ。
正直、新しい環境への期待より、どうなるのだろう、という不安の方が強くて。
早く暖かい時期になって、私の心も上向きになれ、と切に願っていた。
「自分の感情に蓋をして」「体の感覚を麻痺
自分の背中を蹴っ飛ばすための旅
「正解を選ぶんじゃなく、選んだ道を正解にするんだよ」
旅立つ私に母は言った。
人生で初めて、大きな決断を前に躊躇していた時。
「これがやりたい」と気持ちばかり焦って、でもこれは正解なのかな、後悔しないかな、と不安で、前にも後ろにも進めなくなるような。
あなたにも似たような経験があるかもしれない。
旅は私にとって、そんな決断をする時の、自分の背中を押す最後の手段だ。
それまで得た膨大な情