理想の生徒を集めるには
まず第一に、お客様(教室、スクールであれば生徒さんですね)を集めると言う”集客”が必要なわけですが
「誰でもいいからお客さまになって下さい」 では後々とんでもないことになってしまうんです。
私は教室経営20年になりますが、ここ何年かはお客の立場でサロンや病院、整体などにに出かけて「ええっ?」と思うことや「ここがいいな、うちも取り入れよう」と思うことがあるんですね。
つまりお客の立場でも常に経営者の立場や感覚で見てしまうんです。
【ずっと、自分のテリトリーである教室や、自宅にいると見えなくなってしまっているものや感覚が麻痺されていること】ってあるとしたらそれはとても恐ろしいことに思えます。
それは指導内容のことや先日お話した【どんな教材を使って、どんなレッスンをするか】ということとはまた別なんですね。
常にお客様の立場になってものを考える。
これってお客様のいいなりになる、とかペコペコ営業をすることとは違うのです。
これにつきましては後日詳しくここでお話しするかWEBセミナーでお伝えしようと思いますが、理想のお客さまってなんでしょう?
ある先生にとっては子供の生徒だけという方もいらっしゃるでしょうし、最近は大人の教室と銘打って大人の生徒さんだけを募集されていらっしゃる教室もお見かけいたします。
先生にとっていろいろな思惑、お考えがあるのだと思っています。
先生であるあなたにとって、理想の生徒さんってどんな人ですか?
理想の生徒さんを集めるのに一番適しているのが【ブログ】なんです。
地域によっては未だインターネットで集客をしていない先生もおられるそうですが、正直私が教室を構える地域は日本一の教室の数の多さですから、昔ながらの口コミや年に1、2度ほどのチラシを投函するやり方では瞬く間に潰れます。
また、インターネットでHPを公開しているだけでは理想の生徒さんはやってきません。
というのは理想じゃない人というのは「たくさんあるから、数打ちゃ当たる方式的な考えで正直、通える範囲の所ならどこでもいい」というのが根底にあるか「上手くいかなければ変えればいい」くらいの意識しか持ち合わせないからなのです。
やり方や書き方によっては理想どころか「他の教室で問題を起こしてきた生徒さん」が流れてきてしまいます。
ところがこの【ブログ】や【HP】キャッキコピーやタイトルの書き方やブログに書く内容によっては本当に理想中の理想のような良質な生徒さんが集まりますし、逆に「こんなこと書いてしまっては・・・・・」な内容ですとお問い合わせが来ないか、来たとしても先生であるあなたを理想とする生徒さんが寄って来なくなるのです!
加えて、こちらが「こういう生徒さんを集めよう!」と思って書いた記事にはそれに見合った生徒さん、つまりブログ記事に共感した生徒さんや保護者が集まります。
これ、ピアノや音楽教室のブログに限った事ではなく、異業種の方のブログを読んでみるとわかります。
それと肯定的な文章の書き方と否定的な文章の書き方。
これらを両方バランスよくブログに盛り込んでいくことが理想の生徒を集めるコツなんです。
といいますのは、例えば実際にウチの教室で起こった出来事なんですが「こんな状態であなたは(実際にはあなたのお子さんは、なんですが)音符が読めない状態ではありませんか?」
というような伝わり方をする書き方をすると「それ、ウチの子だ~~~!」と思ったお母さんから電話やメールが殺到します。
つまり「ほかの教室でダメだった生徒が集まりやすくなる」のです。
私は「ほかの教室で上手くいかなかった人は本人が余程ピアノが嫌いとか興味がないのに習わされている以外は単に、今の先生との相性や指導法の問題ではないだろうか?」と思ってこれらを全部受け入れていたんですね。
ところがそんな中で体験レッスンで本人もお母さんも私のレッスンを気に入ってくださり入会して楽しい雰囲気でレッスンを続けていったわけですが「どうやってもレッスンがサクサク進んでいかない。譜読みも以前よりマシだけれども来ているだけに等しい生徒がどんどん増えていった時期がありました。
ですからHPやブログで生徒募集をする際に以下のように記載するといいのです。
①他の教室から移行される方は今の先生の紹介状をお持ちください。
②レッスン内容を有効に引き継ぐために以前の教室の先生に連絡を取らせていただきます。
この2文を付け加えるだけで他で問題があった生徒はそこで立ち止まることでしょう。
中にはそれすら読んでいなくてやたらに今の先生の批判からお話される保護者もいますが、そういう方はどこへいっても問題を起こしますので要注意です。
先生にとって理想とする生徒さんはどんな生徒さんですか?
一度紙に書いてリストアップしてみると良いと思います。
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