見出し画像

【服装心理診断】制服化したい!でも…

服装心理診断®️を含むトータル診断を受けてくださった、茨城にお住まいの30代の会社員K様。

カワサキがお客様にお願いする事前アンケートの最後の設問は、
”診断を受けたあと、どのような自分に、または生活になっていたいですか?”
なのですが、その答えはこうでした。

”悩まずに服を決められるようになりたい。少ない服でも満足できる生活をしたい。”

”少ない服でも満足”…これは、カワサキも一時期目指していたことです。少数精鋭の手持ちの服を満遍なく着回して、毎日のコーディネートに悩むことなく、快適な生活を送りたい!洋服が足りない、もっと必要、というような焦燥感から解放されたい!
そう、10年ほど前にブームになったミニマリストですね。

これまで同じようなご要望をお持ちのお客様は何名もいらっしゃったのですが、皆さん必ずと言っていいほど、服装心理診断®️の「合理性」が高いです。

服装心理診断は、一般社団法人日本服装心理学協会が開発した心理検査の1つです。その人の着装行動*や服を通したコミュニケーションに表れる心理傾向を5つに分類し、それぞれのエネルギーの強さを数値化、レーダーチャートに表します。

*衣服やアクセサリーなどを身につけ、装う行動全般のこと

https://www.clothing-psych.or.jp/about/clothing-pshchological-test/

合理性は名前の通り物事に合理性を求めるタイプです。被服行動にどう現れるかというと、動きやすい服、家で洗える服、コスパがいい服を選ぶ、などです。
K様のグラフはこちら。

やっぱり!合理性が最高点で、40点満点中の33点でかなり高いことがわかりました。

実はもう一つミニマリストらしいなと感じる資質があって、それは「規律性」です。
規律性は自分なりのマイルールがあって、それに従って装います。例えばいつも同じブランドで買う、仕事の日はスカートは履かない、など。

ルール、と言えば制服。いつも決まった服を着る。
そして少ない服でコスパよく、パターン化することで悩まない。まさに「制服化」がK様の資質にぴったりなように見えます。

しかし「現状こうである」ではなく「こうなりたい」ですから、今は制服化ができていないということ。合理性と規律性がツートップであるにも関わらず、どうしてでしょう?

それは3番目に高い「一般性」の影響であると推測しました。
一般性は、人目が気になって自分の気持ちを抑えてしまいがちな性質。例えば、これを着ておかしくないかな?年相応に見えているかな?など、周囲の評価を気にしてしまいます。
K様は洋服のルーティンを決めたい!と思う一方で、じゃあ何を着たらいいのか?そもそも自分に似合う服って?と、迷子になってしまっているのかもしれません。

トータル診断の当日サロンでお話を伺うと、
「自分の葛藤がこのグラフによく現れていて、面白いですね!でもこの間職場を観察してみると、数日前と同じ服を着ている人がいましたし、思い切って自分も一週間のうちに同じ服を着ていっても、特に気にならなかったです。似合うものもわかったし、これからは自分の定番服を探したいと思います!」とのこと。よかった〜!

このように服装心理診断®️では、無意識のうちに取ってしまう行動や叶えがたい願望が心のどこから来るのかがわかります。

K様のようにある資質がある行動や願望のブロックになるケースもありますが、例えば合理性だけが高いかただと、「本当はもっとおしゃれにしたいのに、機能やコスパを優先してしまいそれができない」というケースもあります。

また、規律性と合理性の両方が高い人は一律に制服化が向いているというわけでもありません。その規律性が「おしゃれな人はいつも違う洋服を着ているべきだ」というマイルール・信念を持っているなら、それは当てはまらないということがわかると思います。

服装心理診断®️はカワサキリエのパーソナルスタイリングサービスで100問の正式版を受けられますが、服装心理学協会によるlight版もあります。ぜひ受けてみてください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?