祖母の死に装束と、死に化粧
夫の祖母が亡くなったときの話です。
私が初めて会ったのは、祖母が95歳のとき。全くと言っていいほどボケておらず、足腰は弱いものの自分で食事の支度をし、風呂もトイレも一人で済ませられる気丈な人でした。
毎日TVニュースを見て世の動向を知り、何事にも興味津々、耳はもう聞こえないけどおしゃべりが大好き。夫と付き合い出してから割りと早い段階で顔を合わせていましたが、出会って3度目ぐらいのころ、「りえちゃんは、その年まで独身でいたのには何か理由があったの?」とどストレートな質問が来