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1月24日は国連「教育の国際デー」 2025年テーマはAIと教育:自動化の世界において人間の主体性を維持する
今日1月24日は国連の「教育の国際デー」です。ユネスコは2025年のテーマを、“AI and education: Preserving human agency in a world of automation(AIと教育:自動化の世界において人間の主体性を維持する)”としています。ユネスコのサイトによると、今日をきっかけに、「個人と地域社会が、技術の進歩の舵を取り、理解し、また影響を与えるための教育の力について考えよう」としています。
コンピューターやAIによるシステムが高度化するにつれ、人間の意図と機械が主導する行動の境界はしばしば曖昧になり、技術の進歩が加速する時代において、いかに人間の主体性を維持し、再定義し、さらに理想的には高めていくかという重大な問題を提起します。
この日を記念して、友人で私の大切なロールモデル、ヨーロッパの起業家教育業界を牽引するイタリアの女性社会起業家、ミリアム・クレスタがこんな文章をLinkedinに書いていました。ご紹介したいと思います。
2022年、教師向けのAIトレーニングコースを開発した国は世界でわずか7か国でした。一方、14歳から18歳の3分の2は宿題をするためにAIを使用しています。それに対して、テクノロジーの倫理的使用に関するガイドラインを持っている学校はわずか10%です。
イタリアでは、学校でのデジタルリテラシーがかなり遅れている中、成績の良い生徒と難しい生徒の間の学習格差を埋めるために、15の学校で大臣級のパイロットプロジェクトが開始されました。
ロンバルディア州は、このテクノロジーを高校で使用するためのガイドラインを作成し、AIが教師の仕事をどのように向上させるかを強調し、教室でも生徒との関係をパーソナライズし、授業準備に独自のツールを使用しています。
私は、生徒と教師の技術的なエンパワーメントへの投資がますます緊急性を増しており、AIが責任ある、包括的で持続可能な成長のためのツールになり得ると信じています。
教師へのトレーニングは、テクノロジーの進化の驚くべきプロセスと密接に関連しているべきだと思いませんか?
実は私も9月までAI初心者だったのですが、今は4つの有料サービスを駆使して仕事をしています。AIも使えずに教壇に立つのが恥ずかしいと思うきっかけがあり、集中的に勉強しました。
デジタルリテラシーが成績を左右すると言うことは、将来の収入格差にもつながっていきます。
ミリアムの言う通り、教育に携わるものとして、自身の研鑽にテクノロジーの進化は密接に関わっているという自覚が不可欠ですね。
また、こういうAIの時代だからこそ、人間らしさとは何か、機械にできないことは何か、その定義をしっかり持って教育にあたることが重要だと考えます。
今の若い世代を教えたり、一緒に仕事すると、常に「仲良しクラブ」
友人だからこその苦言を呈すことしません。
大学時代の私は友人にいつもダメ出しされていました。
「もっと勉強しなよ」とかですね!
今も大学時代の友人には厳しくダメ出しされていますが、それが友情だとおもっており、真剣に聞いています。喧嘩腰になる時もあるかな笑
でも今の若い人たちは揉めたくない、お互いに嫌な思いをしたくないから、そういうことはない様子です。
まるでAI同士の会話、無難なコミュニケーションに終始しています。
それは次第に馴れ合いになり、一緒にサボろう、お互いの欠点や失敗、さぼりを見逃す関係になっていきます。
これではAIに負けてしまう。
AI時代こそ、切磋琢磨し合う人間関係が大事だと考えます。
時に厳しく言い合う雰囲気の中で人は成長できる。
ミリアムのことはまた別の記事でご紹介いたします!