ピンク色を許す
数日遅れでしたが、夫が私に、誕生日プレゼントを買ってくれました。
スモーキーピンクのBaby-Gです。
私は昔からボーイッシュな格好が好きです。
色も、自分には寒色系が似合うと思っていました。
先日髪もかなり短く切って、首から上はほとんど少年です。
元、可愛いアレルギー罹患者としては、数あるG-SHOCKのカラーバリエーションの中から、わざわざピンク色を選ぶなんて、自分でもかなり意外です。
以前までなら、
((あんたそんなナリで、しかもその歳で、ピンクって!何考えてんの、やめときな、無難に黒とかネイビーとかベージュとかさ。冒険するとしてもせいぜいカーキとか、その辺にしときなよ!))
という内なる声が聞こえてきて、本当はピンク色が気になっている自分の本音を黙らせてしまうところです。
昨年受けた外見コーチのおかげで、自分に似合う色の系統を知ることができたので、ピンク色の中にも、私に似合うものがあることもわかっていました。
赤にも色々な赤、青にも色々な青があるように、ピンクにも色々なピンクがあって、私は黄みがかったピンクが得意です。
ピンクはいかにも可愛らしい女子のもの!という思い込みがあったので敬遠していたのですが、自分らしく纏うこともできることを知り、ピンク色への抵抗感を弱めることができています。
少し前からBaby-Gのインスタグラムでこのモデルが気になっていて、これは自分の「好き」と「似合う」が両方実現できるものだ、と感じていました。
夫も買い物などで外出するたび、気にして時計売り場をチェックしてくれていたのですが、なかなか店頭で実物を見つけられず。
画像データの印象と実物のそれとの間には、ギャップがあることも珍しくないので、ネットで購入することもできるのですがそこは慎重になっていました。
それが今日、別の用事で外出していたところ、予期せず発見してしまったのです。
試着しても思った以上にしっくり。
色と言い、大きさと言い、ドンピシャ!
すると背後から夫。
「それ、誕生日プレゼントで、どう?」
やりました。いただきました。
ピンク色のものを身につけること、
夫に素直に甘えることを、
自分で自分に許可。
最近、私に似合う、私が居心地の良い「可愛さ」を、積極的に模索することを、楽しめています。似合わない、恥ずかしいと決めつけていた領域の中にも、試してみたら案外大丈夫な世界が広がっているようです。
今日ゲットしたBaby-Gは、私をウキウキさせてくれますし、どんぐりと公園に行くときや、防寒目的で全体のコーディネートが重くなったときのアクセントとしても活躍してくれそうです。
使う場面を想像するだけで既にワクワクしています。
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…おまけのこぼれ話。
トップ画像は、2017年11月、どんぐりがお腹の中にいるときに、所属している吹奏楽団のメンバーとの食事会に参加したところ、サプライズで誕生日を祝ってもらったときのものです。
100均のサングラスから、溢れる頬肉。
かなり顔が丸いですが、えらく楽しそうです。
この頃は黒い服ばかり着ていました。
対外的にはおちゃらけていても、可愛いアレルギーによる内なる声が、かなり幅を効かせていたんですよね。
振り返ると懐かしくもいじらしい、過去の私。