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野性で生きる

6月9日、ロックの日に、33歳になりました。
ということで、33歳の抱負でも記しておこうかな。

今年の3月に葉山町に越してきてから、日常生活にも、私の気持ちにも、大きな変化が続いております。

まず、イライラが減った。早寝早起きになった。ご飯を食べる量が減った。呼吸が深くなった。ゆったりできるようになった。仕事への執着がなくなった。謎の焦燥感も少しずつ減ってきた。虫が苦手じゃなくなってきた。

これは、自然がすぐそばにあって、思い立ったらすぐに海に行けるから、というのが、その変化のとても大きな理由。

でも、あともう一つ。私がこう決意したからでもあると思う。

「野性で生きる」

20代の頃は仕事をすることが第一で、大学在学中からファッション誌のアシスタントをはじめ、卒業後に独立、フリーランスの編集ライターをしていた私は、とにかく働いて働いて、働いた。
夜中も朝方も関係なく、24時間働けるのがいいと思っていたし、ちょっとした風邪や体調不良は完全無視。
もっといい仕事がしたかったし、もっとたくさん働きたかった。

それが、結婚して子どもを産んだ途端に、仕事がほぼゼロになりました。
仕事が最大のアイデンティティだった私にとって、それは致命的。
子どもを育てていても、SNSで友人の活躍を見ては焦燥感ばかり感じていて。
それで、どうしても仕事と家庭を完璧に両立したくて、ハハプロジェクトを立ち上げたんです。

で、そこからも色々試して、走って。
そんな日々を送っていた私を半ば強制的に立ち止まらせたのは、去年のステイホーム期間でした。
ちょうど私は第二子を妊娠中だったこと、プロジェクトの都内の拠点がクローズしてしまったこと。いろんなことが重なって、プロジェクト自体もまた、ゼロベースに戻りました。

去年は、これを読んでくださっている皆さんも、同じような感覚を味わったのではないでしょうか。

自分が、どんどんニュートラルに戻っていく感覚。
今まで絶対的だと思っていたことが、今まで「これが自分だ」と思っていた自分が、「あれ、なんだか全く違うかも...」と思えてきたんです。

気が付いたら、あんなに仕事をしたいと思っていたのに、そんなことどうでも良くなっていました。

その代わりに、去年から自分のなかで大きく大きくなっていく気持ちがありました。

それが、「自然に則して生きてみたい」「野性に従って生きてみたい」という気持ちでした。


野性で生き始めて、感じること

葉山町に引っ越してから、本格的に野性で生きることにチャレンジしてみているのですが、まずすぐに大きく変わったのが、「食」です。

オーガニックや菜食や、なるべく空腹でいることなど、いろんなことを同時に試しているのですが、一番大事にしていることは「自分のお腹に聞くこと」!

昔から不思議に思っていたんです。
外で目一杯身体を動かした後に食べるおにぎりとか、時間にも気持ちにも余裕のある時に入った玄米菜食のお店で食べるランチセットとか、「目の前の食事と120%向き合って、口に入れて、きちんと噛んで一口一口を味わいながら食べているときの、完全に満足する食事体験」って、どうして生まれるんだろう、って。

同じおにぎりでも、忙しいなかでPCと向き合いながら惰性で食べるおにぎりだと、その感覚にならない。
お腹いっぱいだけど時間だからといって食べる玄米菜食も、その感覚にならない。

美味しいレシピ通り、完璧に作っていたはずの自炊料理でも、その感覚になったことはありませんでした。

でも、「お腹に聞く」ことを意識し始めた途端、その「完全な食事体験」が、自炊でもできるようになったんです!

今では、あんなに悩んでいた夕食のメニューも、すぐに決まります。
その料理の構成要素だけをチェックして、必要以上にレシピをみたりしません。 自分でどんどん入れたい食材や調味料を思いつくからです。

「レシピを思いつく人ってすごすぎる。私には料理の才能ないな〜」と心底がっかりしていた前の私に教えてあげたい。

「料理は、野性でつくるところからが本番だよ」って(笑)


今は、調味料から保存食、子どものおやつ、あとは化粧水など肌につけるものも、野菜や果実や野草やハーブを使って、自分で手作りしていきたいな、と思っているところです。

これ、やってみればみるほど、ハマります。
今まで買うのが当たり前だったものも、つくってみるとこんなに簡単にできるの!と驚くことがほとんどです。

手作りしてみると、目の前のモノが何からどうできているか、よく分かります。
そうして、ひとつひとつのモノの構成要素を知ることで、暮らしの、世界の解像度が格段に上がります。

そういう発見については、instagramでどんどん発信していきたいな〜。


あと、自分の身体にも真剣に向き合っています。

せっかく人間の身体を持って生まれてきたんだから、その身体を隅々まで余すことなく使いこなしてから死にたい、と思っています。

まずは、固まりすぎて冬眠していた、身体の隅々の細胞を起こすところから。

私のプロジェクト(HAHA PROJECT)が運営するオンラインコミュニティ「banana」に参加してくださっている、eriさんに指導していただきながら、頑張ってみていますが、これに関してはまだまだで、もっと探求していきたいと思っているところ。


あ、そうだった。33歳の抱負を書こうと思っていたんだ。

これからの1年間の抱負は、
引き続き、野性で生きつつ、世界の解像度をどんどん上げていく!
です。

これからも毎日いろんな発見がありそうなので、また書こうと思います^^

ではまた!

Rie

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