川崎市の高津区にある会社を舞台に。【実話:ドラマ】虹色のチョーク~知的障がい者の就労のリアルと希望を描く。
二子玉川とお隣さんでもある川崎市の高津区という場所にある
とあるチョーク製造の会社の実話が、昨年の24時間テレビで放送されたドラマのテーマになりました。
「キットパス」という窓ガラスやお風呂の壁でも使えるチョークがあります。
実は、このチョーク、我が子も幼少期は愛用していました。
絵を書くのが好きな息子も実は、このドラマの舞台となった企業で働く社員さんと同じ知的障がいを持っています。
「あ、このチョーク、息子も大好きで、よくお風呂で長風呂しながら使っていた(笑)」そんな懐かしい想い出が蘇ってきました。
✨虹色のチョークのモデル◆日本理化学工業株式会社とは?
✨リアルでなく、感動になってしまうのがエッセンシャルワーカー系ドラマだと思っていたが・・・
教育系、医療系や警察関連のドラマもそうだと思いますが、
こういうエッセンシャルワーカー関連のドラマって、なぜか「感動」を重視したいからなのか、
「いや嘘ではないけど、毎日こんなにキラキラ出来事はないのに」
現場人からすれば、見終わった後の残念さを感じることも多いのだけど・・・
いや、このドラマは現実の知的障がい者の方を描けているのではないだろうか・・・
例えばグループホームの場面で当時の世話人さんが作ってくれた料理に対して、
「おいしくない」とはっきり表現する場面は、
「まさに・・・リアル」と思えて、それを施設の職員として日々体感しているものとしては、笑えてしまう場面である。
知的障がい者は、聖人的な人達なのは、それは社会の幻想です。彼らも生の人間で、毒舌だって吐く(笑)それでも彼の発言は愛情に満ちている。
むしろ彼らを「聖人」扱いするべきではなく、
健常と言われる部類の人と同じ嗜好や価値観を持っている。
彼らは、他者をいじることも、自分に対してボケツッコミを入れることも日常茶飯事のいたってスタンダード✨
決して知的障がい者だからといって、なめてかかってはいけません(笑)それどころか時に真剣勝負。
そして、主人公の男の子の素直な心のつぶやき
「障がい者でも、〇〇なんだ。」
にも、なんだかほっこりとします(笑)