挑戦|エッセイ|「悪夢の知らせ」
悪夢を見て、泣いた。起きてからも、少し泣いた。
不思議と不幸な気持ちはなく、泣いたらスッキリ涙は乾く。
まだ外が白っぽい。早朝かな、何時だろう。
…5時。
最近の、たまにやってくるNo目覚まし早起きは、なんの導きか。
すぐに散歩でもするか。
昨日の雨に濡れたベンチのために小さいアウトドア用の座布団と、
小さい水筒に温かいインスタントコーヒーを入れていく。
準備の手際が良くなっている。
玄関を開けると、昨日の雨で潤い、近日の暑さで忘れた冷たさが
身をちぢませる。
足早に、また