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第4回:負債と危機感
家計管理を始めたことをきっかけに、我が家の財政状況を真剣に見つめ直すことになりました。これまでは、主人の給料や家計の状況をあまり気にせず、何とかなるだろうという楽観的な考え方で過ごしていました。しかし、家を新築した際に背負った借金、2570万円の銀行ローンの存在を改めて確認し、驚いています。最終返済日が2050年という長期間で、毎月の返済額は77,392円。その内1/3は利息!しかも、ローンが変動金利だったため、昨年の金利が1.25%から0.15%上がって1.4%に変動していました。この無鉄砲なローン計画は、主人の「もし癌になったら支払いがゼロになるローンの保険に入ったから大丈夫」という言葉に基づいていたのですが、あまりにも楽観的でした。
実際、主人の母親も数年前に癌で他界しており、私たちも将来を考える必要があると痛感しています。そのため、これからは繰り上げ返済を検討し、少しでも早く返済を進めたいと思っています。しかしその前に、投資に回すお金をどうやって準備するか、まずは家計をしっかり把握しなければなりません。
新築時は主人の給料が月に40万円近くありましたが、娘が生まれた年に管理職に昇進したことで、手取り額が大きく減少しました。私自身も結婚前に貯金していた500万円は、家の頭金と不妊治療に使ってしまい、ほぼゼロになりました。お金に対する不安はずっとあったものの、どこかで「誰かが何とかしてくれる」という他人事のような感覚を持っていたのが今では恥ずかしく思います。
今後は、家計や借金をしっかり管理し、繰り上げ返済や投資など、自分たちの未来に向けて計画的にお金を運用していきたいと考えています。