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「就活セクハラ」から我が子を守る!家庭でできる対策と心構え
近年、就職活動中の学生がセクハラ被害に遭うケースが増加しています。親として、この問題にどう向き合い、我が子を守れば良いのでしょうか。
今回は、驚くべき「就活セクハラ」の実態や対策、心構えについてお伝えします。
驚くべき「就活セクハラ」の実態
厚生労働省「職場のハラスメントに関する実態調査」によると、
就活中の学生の約30%がセクハラを経験、およそ、3人に1人が被害者に
という驚くべき調査結果が出ています。
2020~2022 年度卒業でインターンシップ中に就活等セクハラを一度以上受けたと回答した 者の割合は 30.1%、インターンシップ以外の就職活動中に受けた者の割合は 31.9%であっ た。セクハラを受けた際の志望企業・団体の従業員規模については、インターンシップ中、 インターンシップ以外の就職活動中ともに、「99 人以下」(それぞれ 37.7%、35.3%)の企業に おける割合が最も高く、業種としては、インターンシップ中、インターンシップ以外の就職活 動中ともに、「製造業」(それぞれ 17.5%、17.0%)が最も多かった。
主な内容は、以下の通りです。
容姿や体型に関する不適切な発言
食事や飲酒への執拗な誘い
個人的な質問や交際の有無を尋ねる行為
身体への不必要な接触
これらの行為は、学生の尊厳を傷つけ、就職活動だけでなく、その後の人生にも悪影響を及ぼす可能性があります。
家庭でできる対策
コミュニケーションの強化
・就活の進捗状況を定期的に聞く不安や悩みを打ち明けやすい雰囲気づくり
事前の情報収集
志望企業の評判を一緒に調べる
過去の就活生の体験談を確認する
安全対策の確認
面接場所や時間の把握
緊急連絡先の共有
法的知識の共有
セクハラが違法行為であることを伝える
被害時の対処法を一緒に学ぶ
被害に遭った場合の対応
傾聴と支援
子どもの話を真摯に聞く
被害は決して子どもの責任ではないことを伝える
証拠の保存
メールやLINEのやり取り、録音などの保存を助言
専門家への相談
大学のキャリアセンターや労働局などの相談窓口の利用を検討
必要に応じて弁護士やカウンセラーへの相談を提案
企業への対応
大学や関係機関と連携して適切な対応を取る
心構えとして大切なこと
就活セクハラは、決して学生側の落ち度ではありません。
本来、「学生と企業は対等な関係」であることを子どもに理解させ、自信を持って就活に臨めるよう支援することが重要です。
また、被害を受けた場合は一人で抱え込まず、必ず信頼できる人や機関に相談するよう伝えましょう。
就活は子どもの人生の重要な転換点です。セクハラの不安なく、自分の未来を前向きに考えられる環境を整えることが、親としての大切な役割といえるでしょう。
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