【26年卒】学業と就活の両立〜事例紹介と乗り越え方
26年卒(現大学3年・修士課程1年)の就活シーズンに入り、選考に直結するご相談も増えてくるこの時期。毎年、「学業と就活の両立」に苦心する声が多く聞かれます。
今回は、就活生の「生の声」をもとに、学業と就活の両立における事例紹介とその乗り越え方についてご紹介します。
時間管理のジレンマ
国立大学 修士課程1年・Kさん(仮名)のケース
「学会の論文準備と企業の選考が重なってしまい、どうすればいいかわからない」とご相談がありました。
「論文の締め切りが迫る中、企業説明会にも参加したい」
「研究が佳境に入っているのに、エントリーシートの提出期限が…」
焦る気持ちはあるけど、時間が圧倒的に足りない。
特に、理系学生の方は、研究室の活動や課題提出などで忙しく
時間配分に大変苦労されている方が多い印象です。
優先順位を明確に!
限られた時間を上手く配分するには、
優先順位をつけるのが鉄則です。
そして、優先順位を決めるには、自己分析が欠かせません。
当たり前のように感じるかもしれませんが、
自己分析が甘く、明確な「就活軸」が定まっていないことが原因で
迷走してしまう方も少なくありません。
Kさんも、
・早期選考対策
・エージェントから紹介された企業のエントリーシート作成
・学会発表の準備
などが重なってお困りの様子でしたが、
「紹介された企業は、めちゃくちゃ行きたい企業ですか?」
(→志望度の明確化)
「会社を選ぶ時に大事にしていることはどんなことですか?」
(→就活軸の言語化・明確化)
など、面談の中で対話を重ね、再度考えていただくことで
取るべき行動が明確になりました。
客観的な視点を得ながら、
キャリア目標や価値観を見つめ直す機会を持つことで、
効果的な時間配分につながります。
ひとりで抱え込まないために
上手く自分で管理できるタイプの方は問題ないのですが、
何から手をつけたらいいのか分からず、動けなくなってしまう方も多くいらっしゃいます。
そんな時は、決してひとりで抱え込まず
研究室の指導教官やキャリアセンター、
ご家族のサポートを積極的に活用することが重要です。
就活は、ゴールの見えないマラソンのようなもの。
これといった「正解」もなく、
何をどれだけ頑張れば良いかわからず
辛い思いをするかもしれません。
何でもひとりで解決しようとせずに、周囲の支援を上手く活用しながら
乗り越えていただけたらと願っています。