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1人目のイヤイヤ期と2人目のイヤイヤ期は違う

子どもを2人育ててみて実感するのは、やっぱり「経験値が有るか無いかは大きい」ということ。

特に1歳半ごろから3歳ごろまで続くイヤイヤ期。

自我が芽生える大切な時期だからこそ、両親の対応の仕方が大事とは良くいうけれども、

「いやいや、理想はそうでしょうよ。現実はそんな上手く対応できないよ。」

と心の底から思う。だって他人じゃなくてその子を育てる親だから。

自分の子どもは本当に可愛い。

だからこそ本気で腹が立つ。それが本当の親心なのではないでしょうか…


今2歳になりたての次男は絶賛イヤイヤ期真っ只中。

会話の中身をちゃんと理解していようがいまいが、とりあえず返事の一言目は

「ヤダ」

はい、来ましたね。そうですよね。わかってますよ。

そこから交渉が始まるわけで、それが朝起きた瞬間から寝る瞬間まで、あらゆる行動一つ一つに付いてくる。

オムツを替えるよー(ヤダ!)なんで?(ヤダ!)じゃあウンチそのままにしとく?気持ち悪いよー(ヤダ!)じゃあ替えるよ。ゴロンして替える?(ヤダ!)じゃあ立ったまま替えようか?立ったままだったらそのまま遊べるねー………みたいな。(実際はもっとやり取り多い。これはスムーズな例。)


私が今、次男のイヤイヤにある程度冷静に会話で対応できるのは(できてない時もあるけど。)、長男の壮絶なイヤイヤ期の経験があるお陰。

思い返せば長男には本当に申し訳ないくらい荒れたイヤイヤ期を過ごさせてしまったと思う。

繊細で頑固な長男は、それはそれはイヤイヤも凄かった。

1ミリでも自分の思い通りに行かないと癇癪を起こす。(本当に物を置く位置とかでも、自分の思い通りの場所から少しでもズレてると怒る)

フルタイムの仕事を保育園の預かり時間ギリギリに終えて急いで迎えに行って、そこから帰るときなんか特に酷かった。

こっちは疲れてるし、長男はお腹も減ってる時間帯だし、しかもこの道順で帰りたいとか、この順序でこの行動をしながら帰るとか、なんか彼の中で日替わりルールがあったみたい。

大人が歩いて5分の道のりを、泣きわめく長男をベビーカーに押さえつけながら、途中途中降ろしてなだめたり、長男が指差す方へ回り道しながら1時間かけて帰ったり…

何度、保育士の先生になだめてもらったことか。

何度、余裕が無くてどうしようもなくなって長男の頬っぺたを叩いてしまったことか。

ある時に小児科の先生に

「この子、気が強いからお母さん大変でしょ」

って言われた時はなぜかとても安心したのを覚えてる。


そんな壮絶な長男イヤイヤ期があったからこそ、次男のことは冷静に見られる。

この先どんな展開になるのか予想もつくし、段々とイヤイヤがフェードアウトしていって終わりが来るのも分かるから。


子育ては大変だけど、経験や時間が解決する悩みも多い。

育児キャパゼロどころか、子ども嫌いというマイナス地点からスタートした私でもなんとか2人育てられてる。

不思議と、大変な思いをすればするだけ子どもが好きになっていってる気もする。


そんな今、改めて考えてみると、子育てってやればやるだけ楽になっていくものなんじゃないかなぁと思う。

まあ、まだ4年半しか経験してないので、子育ての大先輩方からみたら「そんなことはない」って思うのかもしれないけど。

でもやっぱり、私と同じように子どもに対して思うような対応ができなくて悩んでいる人には、こう伝えたい。

経験と時間が解決することはたくさんある。だから、無理なものを今すぐ無理矢理どうにかしなくてもいいんじゃないかな。

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