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積読本を把握する 其の参
自分の積読本の把握に努めている。
努めているのは把握であって、積読本の消化ではない。よく考えると、本の消化って面白いですね。
私の言う積読本は、我が家のそこかしこにある未読本(参考書は除く)です。
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米原万里『魔女の1ダース』
積読歴:8年くらい
買った場所:市内の古本屋
きっかけ:米原万里さんは、大好きで尊敬している。この本はたしか大学生の頃に図書館で借りて読んだ。古本屋で見つけて、手元に置いておこうと思って購入した、のだろう、全く覚えていない。本に古本屋の値付けの小さい紙が挟まっていたことからの推察。題名に記憶はあるし米原さんの本はほとんど読んでいると思うが、中の数行を読んだら、初めて読んだみたいに面白い。米原さんは何度読んでも面白い。
穂村弘『現実入門』
積読歴:1年くらい
買った場所:ネット
買ったきっかけ:穂村弘について少し調べていた時に、家に無く文庫で手軽だから購入した。たぶんこれも大学生の頃に図書館で借りて読んでいる。なので、全くの未読本ではないが、少なくともこの文庫は読んでいない。
穂村弘『もうおうちへかえりましょう』
積読歴:1年くらい
買った場所:ネット
きっかけ:上に同じ。たぶん読んだことがないと思うけど、私の記憶は当てにならない。
宮田珠己『旅の理不尽』
積読歴:2カ月
買った場所:市内の本屋
きっかけ:本屋さんのソフトクリームが食べたくて。レジに行くのにソフトクリームだけもアレだった。
頭木弘樹『ひきこもり図書館』
積読歴:3年くらい
買った場所:市内の本屋
きっかけ:宮野真生子・磯野真穂『急に具合が悪くなる』と一緒に買ったような気がする。つまり、あの日の購入本はどちらも積読だったわけですね。頭木弘樹さんのお名前は、横道誠さんの著作から知り、読みたいと思っていた。
村上春樹『若い読者のための短編小説案内』
積読歴:5年くらい
買った場所:フリマサイト
きっかけ:なにか村上春樹の文章が読みたかったんだと思う。買ったときも既に若い読者ではなかった。目次は読んでいる。
まだまだ家に積読本があるのだが。この中の1冊を読んだら、また次も記事にします。
↓こちら↓ 其の一と其の弐。
先に把握した中の読んだ一冊は、俵万智『あなたと読む恋の歌百首』。百人の歌人と百首に出会えたことが良かった。
肌の内に白鳥を飼うこの人は押さえられしかしおりおり羽ぶく
かの有名な「サキサキと~」は諳んじられますが、この歌にも同じ好感があって、彼の歌集を読みたくなりました。
百首の歌人には短い紹介文があり、生(没)年、生まれた都道府県が記載されている。新聞連載では気に留まらないのでしょうが、単行本だと、たまに記される死因や職業の解像度の違いが気になる。