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【カコメンのみなさまへ】オンライン読書会の報告(10月の回)
オンライン読書会を開催いたしました。
久しぶりにメンバーとゆっくりお話できて嬉しかったです。
今回紹介された本について。
くどぅー:ウィリアム・H.ヤクニール『世界史』上・下
「祖父宅にある親の本棚から見つけて面白かった本」という、読んだきっかけエピソードで私の心拍数を急上昇させてくれました。もぅさぁーなんだよーいいなそれ。親の本棚の本を読むって私にも心当たりがあるので。
特に上巻が、名が残らない多数の人の営みの果てに今があるんだなあと感じて面白かったとのことで、「世界史」という堂々たるタイトルに、他のメンバーからも歴史に関して思うことなど、いろいろな話が聞けました。
なおちゃん:ホモサピ『地球は食べ物ー生き物獲って食べてみた日記ー』
ザリガニはいい出汁が出る、どんぐりチョコは美味しそう、セアカゴケグモは食べられるなどの食レポ情報が得られました。図鑑を模写した小学校の「自主学習」を見て、興味のままに夢中にやるっていいなあと思います。
個人的に、なおちゃんにはいつも面白いことを教えてもらっているなと思っていて、「あはれ」より「をかし」だぜと思ったりなんだり。
しゅんご:尹雄大『聞くこと、話すこと。~人が本当のことを口にするとき』
「共感すること」を重視しすぎると、コミュニケーションはうまくいかないんじゃないか、わからないものをそのままにしておくことも大切なことなんじゃないか、といった対話において心に留めておきたい話でした。ジャッジしないで話を聞くってホント難しい!んだけど、いつも意識はしておきたいです。
かおり:白水社編集部『「その他の外国文学」の翻訳者』
いくつか候補があった中で、今日の流れでこの本を紹介する本に選んでくれました。9人の翻訳者たちの、違う言語で書かれたものを日本語に翻訳する難しさや面白さ、マイナー言語との出会いのエピソードがとても面白かったそうです。
英語を使っているときは日本語の時より前向きな感じがする、古文の現代語訳をするときは、子どもに面白さが伝わるように訳しているように思う、内容が、ある言語で記されてそれが翻訳されて読まれて伝わるってすごい、ハリーポッターが自分の心の中にいる、など話が広がりました。かおりさんが「本は好きでいろいろ読むけど、私は小説や物語の力を信じてるんだよね」と言った言葉が印象的でした。
みやさん:万城目学『悟浄出立』
著者の万城目氏と言えば、『鴨川ホルモー』の印象が強いのですが、古代中国を舞台にした小説は長年温めていたテーマとのことで、主人公”じゃない方”の人たちの輝きを万城目氏の語り口で楽しく読めたと紹介してくれました。この本の序に記されている「高校時代の現代文のテストに出たおもしろい文章」「テストそっちのけで没頭した文章」については、かおりさんや私の大好物ですね。
りえ:福井雅英、山形志保『保健室から創る希望』
けーりーが紹介してくれた本で、私が特に印象に残ったところをかいつまんで話しました。私説明するの下手なんだよなー。
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くどぅーとはときどき学習支援の場でも顔をあわすのですが、親の本棚エピソードを聞いて、いい大学生活を送れたのだろうなぁと思いました。なおちゃんも、これまで頑張ってたことがひとつ叶って本当によかったです。しゅんごさんやかおりさんは、気になっている題材が共通していることが多いので、いつも同意と発見があるなと思っています。みやさんには、これからカコタムの読書界隈を盛り上げて欲しいですね!読書が人生を助けてくれてるっていう思いが人一倍ある方なので。
この読書会での経験から、またひとつ自分の「やりたい」をカタチ化しようと思っています。もう少し準備して、いずれメンバーのみなさまには告知しますので、そのときはどうぞよろしくお願いします!