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未来の自分にバイブレーションを合わせた日

過去の記憶はほとんど忘却の彼方だけど
この日のことはちゃんと思い出して
記録しておきたい、とふと思ったので

いま、全力であのときのシーンを
回想している。

いま思えば、あのときは

「未来の自分にバイブレーションを合わせた日」



と言えるだろう。



2010年の夏

当時付き合っていた人から

「ヒプノセラピー(催眠療法)を
受けてみれば?」

と言われて、12年越しの願いを
叶えるチャンスが現れた。

というのも、2010年から更に
12年前の1998年
過労が祟って死にかけたとき

アメリカの精神科医である
ワイス博士が書いた「前世療法」という
本に出会ったことをきっかけに

「潜在意識」「催眠療法」という2つの
キーワードがわたしの意識に入った。

過呼吸の症状で、普通の社会生活を
送ることが困難になったわたしは
いつか必ず受けたい、と思っていたのだ。

そこから12年越しに訪れた
チャンスだったというワケだ。



2010年当時のわたしは
離婚して、小学生になったばかりの
娘を育てるシングルマザー。

月収18万ほどのエステティシャンで
国民健康保険費が払えず、赤い督促状が
届くような生活をしていた。

日々、仕事と子育てに必死で、時間に
追われていた気がする(記憶がwww)が

エステティシャンという仕事は
好きだったし、本来の美しさを引き出せる
仕事に誇りを持っていた。

けれど、一方で
肉体的疲労や、経済的不自由は否めず

『自分はいつまでこれを続けるのだろう?』

という、答えの出ないクエスチョンが
頭の中でループしていた。

それ以上にわたしを苦しめたのは
娘の自由さに恒常的に反応して
噴出する「怒り」と「罪悪感」に
のみ込まれることだった。

「終わらせたい」
「こんな自分をやめたい。」


と切実に願っていた。



そして、12年越しに念願だった
ヒプノセラピーを受けたのだ。

細かい内容はほぼ覚えていないw

が、わたしが受けたのは
ヒプノの1つで「年令退行療法」。

はっきりと覚えている、いや
いまも在る生々しい「衝撃」だ。

それは、現実は自分の解釈(前提)が
創り出していた、という事実と
現実創造のメカニズムを知って
しまったことによる衝撃だ。

セッション終了後
頭真っ白な放心状態がどれくらい
続いたか?記憶は定かではないけれど

「これ、受けてる場合じゃない。。。
自分がやって、このメカニズムを
多くの人に知らせなきゃ。」


という "パッション" が溢れた。

そこで、ヒプノセラピーを
してくれた先生にすかさず聞いた。

「このセラピーは、わたしにも
できますか?」

すると先生は

「できるよ。あなただったらきっと
素晴らしいセラピストになれるし
トップセラピストにもなれる。」

と言ったのだ。

「トップセラピスト….」

そのときだ。

それは一瞬なのか、随分長い時間なのか
わからないけど、わたしは、自分が
トップセラピストになって、既に
たくさんの人と歓びを分かち合っている

そんなイメージをしていた。

わたしの放つ一滴の雫が
放射状に拡がっていく

そんなイメージに胸の奥が震えた。

わたしはやる。
わたしはそうなる。

静かに決めていた。

けれど、そのすぐあと
思考のわたしが

「どうやってなるの?
お金はどうするの?」

とまくしたててくる。笑

そう、たしかに。

現状、というか、過去の延長線で
考えてみたら、月収18万円で
貯金はゼロどころか、カードローンで
マイナス99万円。

先生のところでセラピストになろうと
思ったら、ヒプノだけでなく
他にもマスターするべきものがあって
全部学ぼうと思ったら、200万近い
費用が必要になる。

冷静に考えれば考えるほど
現状(過去)のわたしは「無理」だと
現状に留まらせようとする。

けれど、そんな恐れを上回るくらい
パッションのわたしは「やる」と
決めていた。

パッションのわたしが
怖がるわたしをなだめるように

「怖いけど、それでもいきたいねん」

と、ハグしていた。




そこから半年間
エステサロンで働く後輩たちに
技術を教え込んで後に退職し

お金を借金をして、トップセラピストを
目指して勉強を始めた。

この間「無我夢中」という言葉が
ぴったりなくらい、文字通りに
無我夢中だった。

そして、おそらく、3,4ヶ月後に
トップセラピストになった。



いま、思い返すと
このとき、未来の自分に
バイブレーションを合わせていた。

完全に、未来の自分を
ロックオンしたのだ。

未来とは、別の表現をすれば
「可能性」のこと。

わたしが、積極的に自ら
未来の、可能性の自分を
取りに行った。

これは技術云々ではない。

決めた未来の自分に
バイブレーションを合わせ
その自分を積極的にとりにいく。

ただそれだけだ。

あの日、あのとき
未来の自分にバイブレーションを合わせ

あの自分を選択してから
わたしの人生は大きく変容した。

わたしはこれからも
怖がる自分をハグしながら、無限の
可能性の自分にバイブレーションを
合わせて生きてゆく。

そして、みんなの
無限の可能性に、バイブレーションを
合わせていくよ^^



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#決める
#あの選択をしたから








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