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愛情と断捨離の日々

「ジョージアへ移住します!」

お世話になっている皆様に
宣言してからは怒涛の毎日でした。

町が大好きで、一生住むつもりで
いただけに、公言していただけに
反響は大きいものでした。

町内人口は4千人を切り、
高齢者の割合は約50%。

50代の私は若手に分類され、
母親ほどの年代の方々に
可愛がられました。

実母から得られなかった
健全な愛情の数々。

実家とは絶縁している私に
とって、唯一無二の故郷が
この町でした。

生まれて初めて庭で色々な
野菜を作り、草で縄を編み、
染め物をしたものでした。

居心地の良い場所でしたが、
心理学で【埋め合わせの法則】が
あることを知りました。

“親から愛情を得られなかった場合、
 環境から埋め合わせをされる”

私の場合、父親の愛情は
仕事(ビジネス)を通して
尊敬するメンターから教わりました。

母親のそれはまさに
お世話になっている町の皆様でした。

健全な両親の愛情を受けた今の自分は、
健全な一人の大人、遅まきながら
巣立とうと思いました。

まずは家の中の断捨離を始めます。

元々物を持たないので、家具類は
最小限でしたが、備蓄用品が
たくさんありました。

これも日本に『もしも』のことが
あった場合に備えてでした。

それらはお世話になっている
皆様にお裾分けしました。

ボストンバッグとキャリーケース、
機内持ち込み用のリュックサック
で行こうと思いましたので、

入りきらない衣類や
小物などは
慈善団体へ寄付。

机や椅子、家電などは
ディスカウントストアへ
売ったり、欲しい人に
差し上げたりしました。

移住を決めた2024年9月から
出立する2024年12月4日直前まで
断捨離と様々な手続きの日々に
追われました。

その作業も、周囲の皆様の
助力があってはじめて
成り立ちました。

大好きな斎藤一人さんが

「自立とは自分一人で
 生きられないことを知ること」

と仰っていましたが、

ガランと何もなくなった
部屋を見てつくづく思いました。

出立までに
自分一人では片づけきる
ことが出来なかった、
皆様にあらためて感謝!

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