人の違いへの理解を深めることの大切さ(前編)
今日はこのテーマで!
書いていると長くなってしまったので前編、後編に分けて書きます。
書こうと思った理由ですが、以前の記事に私の目指しているところの1つが「可能性を引き出す、見出す」と書きました。その人の可能性を引き出す、見出す際に大事な視点の1つが「人は違う」ということへの認識、理解。
言葉を変えると「多様性」への理解 とも言えます。
人の違いの「理解」を深められたことで、私自身悩んでいたことを自ら解決でき、その後の行動やその時々の選択を変えていけましたので、私の経験を通してこのテーマで書いていきます。
私は10年くらい前から、今後もっと大切な考え方の一つになってくるなと思っていました。実践する形は何でもいいと思いましたが、私が関わる中で実践している人には出会えなかった。また、私自身も当時は人は違うとわかっていても自分の「正しい」も強かったので、どう進めていけるといいか考えていました。
あっ、補足しておきますが、自分の「正しい」を持っていけないということではありません。正しいことはありますし、自分がこれは「正しい」というものは持っておくことは大切です。ある意味「軸」にもつながりますから。でも、自分の「正しい」が相手にとっても「正しい」はほぼありません。
ほとんどが、自分と相手の「正しい」は違います。
この考え方(簡単に言うと、自分の「正しい」は持っているけど相手にそれを押し付けない、相手の状態や考えをまず受け止める)を自ら実践している人に出会い(私自身は引き寄せと縁の両方だと思っています)、視点がかなり広がり、また、私自身も実践を並行して試し、行動しながら進められ、変わることができました。
その中でキーの1つになったのが、エニアグラム。
生まれ持った本質がわかり、人の違いへの理解を深めることができるツールです。タイプ診断があり、診断したところ、私が探していた答えが見つかったんです!原因は「本質」の部分にあったことに気付けたのです。
「生まれ持った本質」は、基本一生変えることができない。そこに対しては変えていこうという努力はいいと思いますが、変えられないことを知ったうえで努力しながら、出てきたときは否定しないで、うまく付き合うことが大事であるということに気付けたことです。
なぜか。本質で持ったものは、変える働きかけをしてもすぐには変わらないし、無意識に出てきてしまうものなんですね。何回も繰り返し出てきます。それを知っていないと、そのたびに「自分はできないとか」「嫌な自分だな」とか、どうしても自分を否定してしまうわけです。否定のエネルギーはやっぱりよくない。否定のエネルギーをうまく使える人はいいですが、ほとんどの人は使えない。マイナスの連鎖を生み出してしまう。だから否定はなるべく少なくしていける方がいいと私は考えています。
自分がいつも否定してしまうこと(行動)が、本質から出てきているもの(行動)だと自分で気づけると、とらえ方を変えることができるのです。
例えば「あーまた出ちゃった。仕方ないけど今度はプラスに使えるように変えられるといいな」とか「仕方ない。どうしても出てくるからこれとうまく付き合える方法を考えよう」というように、自身でいい方向に向けていけるきっかけをつかめ、自身への否定を減らすことができます。
知らないと否定ばかりが増えるけど、知ると、気づけると、次に同じことは起こさないよう、とらえ方を変えて自分で少しずつでもいい方向にむけて変えていけるのです。結果、自分も相手も気分よく過ごせることにもなる。
いいですよね!
人の違いの理解を深める際に、まずは自分がどんな自分なのかを知ることは大事です。人の違いを理解する というと、相手の視点に立ってとかまず相手に目がいってしまいがちです。もちろん相手の視点に立ち、考える、関わることも大切ですが、自分を今より知り、自分とうまく付き合うことのほうが先かもしれません。ということで、前編は「自分を知る」ことが中心となりましたが、自分のこと考えたことなんて今までなかったかも!という人いらっしゃれば機会を作って、考えてみるといいですよ。自分を知ると、他者への理解も深まりますから。
後編は別途アップします。
注)エニアグラム は、ネットでの診断だけでの判断は私は推奨しません。
興味ある方はコメントいただければ紹介しますし、また協会等が主催し
ているセミナーに1回でも参加して学ぶことを推奨します。