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ランデブーの代償

豊田で新東名に入るのが夕方になると、他社の営業車やハイエースたちと列車状態になることがある。ほとんどが相模、八王子、習志野という東京近郊ナンバーで皆、家路(帰社)を急いでいる。

お互いの事情はうっすら判るので、後ろに付かれる前に直ぐに道を譲る。とはいえ、こちらもなるべく早く帰るべく、まあまあの速度で走っているのでペースメーカー的に利用される事もある。譲ろうと車線を移動しても後ろにピッタリくっついてくるパターンだ。

そういう車が何台か連なって先頭を変わりながら御殿場まで飛ばしてくる。

列車になっていると、定速巡航型ドライバーとそうじゃないドライバーがいることが分かる。定速巡航のタイプは基本的に加減速をしない。後ろの車が接近しない速度を維持しながら、一定速度で距離を刻んでいく。僕はこっちのタイプだ。他方、アベレージを刻むのが苦手なドライバーもいて、彼らは先頭に出るとドカンと加速して一度離れてしまう。(そのまま行くかな?)と思っていると、走行車線に入ってまた列の後ろに付く。

高速を良く走るようになった頃は、そのタイプの意味が解らなくて(なんなんだ?)と思っていた。今でも解った訳ではないけれど、そういうドライバーが一定数いることが分かった今では疑問に思わなくなった。そのような運転の癖は、本人の性格や今までの車歴、燃費や車に対する意識によって生じているのだと思う。

そうして年に何万キロも走っていると、時々、シンクロ率の高いドライバーに出会う事がある。車線変更のタイミングや距離の取り方、前後を交代するスムーズさ。運転の好みがピタッと合わさってまさにランデブー状態になる。お互いの車が停まっているかのように不安がない。車間距離が近くなっても嫌な気がしない。

だけど、そういう時こそ要注意。
飛び石があるのだ。

ひー💦

昨日もやってしまった。スーパーカーの詐欺師のように相手に請求するつもりはない。小さな傷であれば思いの外安く直して貰える場合もある。

今回はいくらかかるのかなぁ(涙)

因みに今までの経験では、飛び石は雨の日の方が多い気がする。お気をつけあれ。
そして煽り運転はいけませんよ。

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