店の場所を想う
カフェとは別に食品機械のメンテナンスと修理をしている。この仕事はなかなか忙しい。
今週も岩手まで車で走った。
千葉から岩手に行くには筑波JCTまでは圏央道、そこから常磐道を使う。
土浦、水戸、日立と茨城県の街を過ぎていく。高萩を過ぎて、少し走ると福島県に入る。福島に入ってもしばらくは眺望も開けないし、まだ関東の雰囲気が漂っている気がする。
でも、いわきの北の方に来ると少し空気が変わる。広い田畑や海、力強く盛り上がった山が見える。
急に自然が活き活きと迫ってくる。
さらに北上すると原発の影響で立ち入ること
が困難になった区域を通過する。
この辺りも自然のパワーがすごい。植物たちが自由を満喫している。
相馬の辺りは、もう人々の暮らしがあって
高速からも馬の姿を見ることができる。
仙台が近づくにつれ平野が広くなる。一面の農地。
仙台を過ぎて東北道へ。
仙台から北は自然が美しい。
植生が変わるから?
理由はわからないけど、木と草の境界がはっきりしているように感じる。
カモが飛んでいく。カモは丸々と大きく肥って見える。関東ではこんなに大きなカモはいない。
築館で右にソーラーパネル、左に牛を見ながらさらに北上を続ける…
僕が東北方面に行って感じるのは、東北の自然は「開発に取り残された自然じゃない」ということ。そこにずっとあって、あるべき形を保っているという様。
千葉で暮らしているとそういう自然は少なくて、行政による作り物だったり、取り残されて荒れ放題になった放置林のような自然がほとんど。
だから次に店を作れるなら東北方面にしたい。郡山は都会過ぎるし東北道沿いは那須があったりして既に充実してる。仙台より北は潜在的なニーズが少なそうだから、やっぱりいわき北部から仙台辺りかな。東京からでも日帰りツーリングが可能な距離がいいかな。
そんなことを想いながら仕事をしていると楽しい。