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サイクリスト再び
柏に自転車を見に行った後も、なんだかんだと迷っていたのだが、ようやく決着をつけた。
柏の自転車屋さんに行ったときは「ミニベロか折り畳み」と思っていたけど、帰ってきて自分のやりたいことを考えていると少し違う気がしてきた。
僕が自転車を欲しいと思う理由は、健康維持やちょっとした外出、あとは富山や、いつか四国や九州、北海道も走ってみたい。
その使い方を考えた時、ミニベロや折り畳みじゃない方がいいんじゃないのかな?と思うようになった。
そもそも一番始めに「自転車欲しいな」と思ったときには、ダサいMTBが良いと思っていた。でも今、ダサいMTB は無い。
このダサさの定義が非常にビミョーなニュアンスなので、なかなか人に伝えられないのだが、僕が思うのはMTB黎明期の垢抜けない雰囲気。それでいて自転車本来の普遍的な機能美を備えているモノ。
その観点からすると現行の自転車のほとんどはスマートでカッコよすぎる。
僕のイメージではアラヤのランドナーをバーハンかノースロードバーにしたようなモノが近いと思ったので、ツーリストというモデルを買って、自分でイジるかなあ…と思っていた。でも、それをやりだすと付属品など含めて予算が15~20万円くらい必要になる。うーむ。
話が少し脱線するが、今、サーフボードは20万円くらいする。以前はその半額くらいでショートボードは買うことができたのだが、コロナやアメリカのインフレによって瞬く間に値上がりしてしまった。サーフボードというのは基本的に硬質ウレタンやその他の発泡素材を成形して樹脂巻きにしたモノなので、それほど強度がなく消耗品である。つまり数年で買い替えの必要が生じる。
僕の「健康維持」はサーフィンのための体力作りでもある。
自分勝手な理論だけど、サーフィンのための体力作りに使う自転車がサーフボードと同等に高価なのは釣り合いが取れていない気がする。理屈が通ってないし単に心証の問題なので、これは一言で言えば『ケチ』ということになるだろうか。
まあでもボードのために貯金も必要なわけで、僕の独自ルールとして「自転車の予算は10万円まで」ということにした。自転車ファンからすれば「安!」という予算で、そうでない人からすれば「自転車に10万も?」という金額だ。
それでも自転車がとても偉いのは、10万円出せば一生モノが手に入る。もちろん手入れは必要だが、サーフボードのように数年で寿命が来てしまうという脅迫感が無くて素晴らしい。
そういう訳でこの先の人生をより楽しく共に出来そうな自転車を10万円以内で探していた。その過程でミニベロや折り畳みが候補に上がった訳だが、メンテや保管は負担が少なくて良さそうだと思った小径車ではあるが、検討する内に一生のパートナーとするには心許ない気がしてきた。
(予算がもっとあれば頼もしい一生モノの小径車はある。)
そして同等グレードである場合、小径よりは大径タイヤの方が乗り心地や走行安定性はよくなる。これから体力的にどんどんドンくさくなっていくであろう事を見越すと26インチ以上の自転車が良いんじゃないか?という考えに落ち着いた。
で、実際に自転車を探すと、コロナ以降、スポーツ自転車は値上がり局面にあった為、メーカーの提示するプライスはエントリーグレードでも15万円から、という具合。
ただし、一方で売れ残りも生じ始めているようで、値下げされている車体も多い。しかも値下げ幅が大きい。
僕は平均的な体格なので普段は売れ残りの恩恵を授かり難いのだが、平均サイズは供給も多いのか、それとも探していたのがドンくさ系の自転車だったためか、わりとすんなり目当ての自転車に辿り着くことができた。
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曲がったフォークの方が綺麗だと思うんだけど
最近の自転車は基本的にストレートフォークなんだよなあ…
僕の初めてのスポーツ自転車だったミヤタのロードもこういう感じの色でタイヤサイドはタンカラーだった。それが嬉しい。
変速は今風のフロントシングル。操作がシンプルで良い。サドルは少し硬めだけどジーパンで10キロくらいは平気だった。
遠出するならキャリアが欲しい。
ひとまずは細かいことを気にせず慣らしていこうと思う。パーツを買ったり交換するのは付いているものが駄目になってからにしようと思っている。欲しい部品はあるが盆栽化しないよう気を付けたい。