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スタローンと裁縫
キャラバンのシートが破れていた。もう何年もそのままだった。
「大事にしている」と言いつつもズボラな性分なので、『放っておいても実害なし』系の事柄には無頓着だったりする。
(実害の有無に関しては意見が別れる所かも?僕の場合は錆びや削れ、破損に繋がらないもの、簡単に補修できるものは実害なしと考えている。)
で、実害はないと思っていても実際の使用上では徐々にシートのスポンジがポロポロと崩れてきて散らばってしまっていた。
さすがにこれ以上は無視できないか...という様子になってきたので、重い腰を上げて30年ぶりの裁縫に挑んだ。
コンビニで小さな裁縫セットを買ってきた。中には針と糸、小さなハサミ、糸通し等、色々なものが入っている。あまりに久しぶりなので、針に糸を通すところで苦戦する。生活の中で老眼を自覚することはまだ無いんだけど(これがそれか?)という疑いが生じる。人生初の糸通しを使ってみたが、これは便利だ。エライ。
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ケースの蓋を閉めるのに四苦八苦した。
でも600円でお釣りが来るからスゴい。
もう裁縫の基礎を忘れてしまっているので、我流で縫う。
イメージにあったのはランボーの傷を縫うシーン。
僕も昭和生まれの少年らしく「ゴールデン洋画劇場」や「金曜ロードショー」をドキドキしながら見て育った。
どんな映画が好きだった?と、尋ねられても「これ!」とハッキリ言えるような記憶は無いんだけど、スタローンが出てる映画が好きだったな。それは結局、大人になっても糸を引いていてスタローンが出ている映画は見ちゃう。映画の良し悪しよりも(スタローンは元気にしてるかな?)という視点で見てしまう。
つい最近Netflixで、スライ:スタローンの物語、というのを見た。歳は取ったけど、やっぱりスターなんだな。と思って満足した。
で、ランボーは自分の傷を自分で縫って応急処置するんだよね。ん?ひょっとしたら違う映画だったかな?
まあ、とにかく僕は僕にできる範囲で縫った。
夕方に始めたので日が暮れてきて、焦って自分に針を刺したりしながら何とか終わらせた。反省はあるが、ヨシとする。
一番大事なのは、針の長さよりも糸が長く余っていないと玉留めができない、ということですよ。それって常識でしょうか?
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