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オーバーパンツ問題

先週、何年ぶりかで忍野村で機械の仕事をした。
忍野村は富士山に近く、標高がそこそこあるせいなのか気温が低かった。昼に到着し夕方に帰るまで、地面に流れた水が凍ったままだったので(もう春まではバイクで来れないな)と思った。

夕方の富士山

その翌々日からは秋田へ。
ちょうど寒気が強まって雪の予報の日だった。東北道の北上JCTまでは雪が舞っている程度で大したことはなかったが、秋田道に入り、錦秋湖に近づくにつれ雪はどんどん増えていった。
秋田の冬はこういうものなのか?と思い地元の人に聞いたら「今年、除雪が出るのは初めてだよ」ということだった。まあこれが本格的な冬の始まりということなんだろう。

ホテルの前に積もる雪

ほんの10日ほど前までは、防寒さえしっかりすればバイクでも行けるんじゃないか。と思っていたけれど、馬鹿な妄想だった。北国の天気を甘く見てはいけない。

部屋から見える様子

千葉もここのところ朝夕は冷え込むようになってきた。
今朝は家の中が寒かったので「今年バイクに乗るのは最後かなぁ」と思いつつ、ジャケットを着た。靴下用のホッカイロもスタンバイして快晴の外に出たら、思ったほど寒くなかった…。
「家の中の方が寒いとは…!?」

ベスパはタイヤが小さいせいか空気圧が低下しやすいので、出掛ける前に充填する。フロアポンプは車に仕舞ってあって出すのが面倒なので携帯用のポンプで入れる。もう20年近い年代物になってしまったけど、ロードバイクに熱心に乗っていた頃のもので、そこそこの高圧まで入れられるので重宝している。
そしてこの小さなボディで空気を入れるのは(良く言えば)良い運動になる。
「暑い!」

遠出の必需品

今日は2時間ほど近場をうろうろした。
天気予報では真冬並みの気温と言っていたような気がするけど、千葉はまだ大丈夫。オーバーパンツをはいてなくても凍えることはない。というか、着込みすぎると暑いくらい。

今年はオーバーパンツを買い替えたいと思っているけど、また未遂で終わりそうな気がする。今使っているのは、これもまた20年選手のボロいパンツ。町内会のお爺さんが履いてそうな、まったく色気の無いやつ。毎年、冬が来る度に(何とかせねば)と思うんだけど、結局使えるからまあ良いか、になっちゃう。
使う回数で考えると最大でも一冬で12回。実際は多分その半分くらいだもんなあ。高いパンツは避けたいけど、メーカー名がドドンッと書いてあるのも好みじゃない。それに今は暖かいバイク用のジーンズってのもあるんでしょ?
そうやって選り好みしている内に冬が終わる、というのを、もう10年くらい繰り返している。