ローカルから世界へ
先日の三島ROJIでのライブ。とても楽しく充実した時間になりました。
天気もよかったので空き時間にフラっと街を散歩して、ゆったりとした空気を楽しみました。
都会だと、ライブハウスってやっぱり繁華街にある事が多いので周りに若い人が沢山歩いてたりする景色だけど
夕涼みするお爺さんとか、家に向かう家族連れとか、部活帰りの学生さんとかがポツポツ見られるようなこの景色の中にいきなりライブハウスっていうのがなんか良いよなあって。
こんなゆるやかな景色から、ビル入ったらハードコアショウやってるっていうギャップよね
これはバンド始めた時から思っているけど、地方に行くと「普段は仕事を頑張っている」って人達が週末に楽器を持って一度ステージに上がれば凄まじいクオリティと説得力を放つ。
そんな光景を何度も見てきた。
下手すりゃ東京でバンド一本でやってます!て人たちより凄いライブするのに。
何で全然知られてないんだろ?て思ったり。
その筋の通らなさに憤ったりがっかりしたりって事も若い時はあったなあと。甘ちゃんでした。
出てくれた三島ローカルシーンのニバンド。
TENDER ABUSE
To the Edge
MCHCの凄まじさ見せつけて貰いました。本当にかっこよかった。もし彼等が今後何かのアクションを起こす時は絶対にRIDDLEに声をかけて欲しい。
Sigar Down
either
東京からのニバンドも爪痕残そうって想いを強く感じるライブだった。
eitherについて少し書くけど、昔RIDDLEのローディーをしてくれていたバギオがギタリストを務めるバンド。
彼を筆頭にメンバー全員がなんとゆうか
ゆるふわと言うか、ポップというか、可愛らしいというか…
そんな5人組が鳴らす音楽はガムシャラで、人懐っこくて、でもどこか切なくて。
本当に唯一無二のバンドだと個人的に思ってます。似たバンドがいない。
年内でボーカル以外の全員が脱退という苦境にありながらも今回三島への出演を決めてくれたのは、最後に今のメンバーでRIDDLEと共演したいと思ってくれたのかってそれも嬉しかったんだけど。
ライブでのボーカル佐々木を観ていたら…ちゃんと未来を見据えて、思い出作りでは無くて今日のこのライブを次に繋げていくんだって気合いを感じて本当に心に響いた。
昔っから身内に甘いとよく言われていたけど、それの何が悪いんだって感じだ。
eitherも、去っていくメンバーの今後もRIDDLEは出来る限りサポートしていくつもりだ。
フロアライブって言うのは実はとても難しい。
外音(スピーカーから出てる音)と
中音(ステージ上で鳴っている音)のバランスを取るのにとても苦労した。
会場が大きくなればなるほどお客さんに届く中音っていうのは少なくなる。
だからお客さんが聴いてる音とバンドが聴いてる音は全然違ったりもする。
でもROJIは
バンドが聴く音とお客さんが聴く音にほぼ差異が無い環境
「聴かせたい音」と「演奏の為に聴きたい音」ってのは全くベクトルが違うのだ。
この擦り合わせになかなか苦戦した。あちらを立てればこちらが立たず。
長い時間付き合ってくれた芹澤(FURTHER PLATONIX)ありがとう。
それでも本番はいつもより少し、ルーズな演奏になってしまったとは思う
けど、ダメなライブだったとは思わない。
それぐらいその場にいた人達皆んなが楽しそうだった。
自分達の事だけ観てダメだったな〜なんて謙遜するようなつまらないバンドマンにはなりたくない。
その日の動画↓
shoot by サキさん
前の日記に書いた通り、三島は晴れて僕の心の地元になりました。
大きな会場でたくさんのお客さんの前でガチガチにキメたライブをやるのも最高だけど、またこんな夜を作りたい。