RIDDLE20周年ツアーゲストとの思い出 SOUTH BLOW編

さて、今回は7/14 大阪編に出てくれるSOUTH BLOWについて書いて行きたいと思います。

初めて認知したのは2004年くらいに出てたDVDで、5〜6バンドの新宿ACBでのライブが収録されたDVD。
探せばどっかにあるんだろうか。

TOTALFATとWITH MY HOOTが観たくて買ったんだけど、そこにSOUTH BLOWの映像もはいってて。


名前自体は知ってました。大阪にREMINDってゆうめちゃくちゃにカッコいい英詩メロコアバンドが居て、そのドラマーが新しく加入したバンドって予備知識がありました。

件のDVDに入ってるたった一曲なんですけどマジで衝撃を受けました。

当時のシーンの動きとして、信じられないくらい一生を風靡していた日本歌詞で熱いメッセージ性を前に押し出した「青春パンク」ってジャンルの流行がひと段落した後で、英詩のメロコアがまた沸々とアンダーグラウンドで盛り上がって来ていた時期だったと思うんですね。

SOUTHもそんな青春パンクの流れのバンドなのかな？と思いながら観ていたんですけど、メロディーに纏わりつく哀愁の風みたいな物が耳から離れなくなってしまいました。

大阪には凄えバンドがいるんだなあ

。って憧れにも似た感情を抱いてました。


初めて共演したのは2005年の神戸BLUE PORTで行われた「TOO MUCH NIGHT」ってゆうオールナイトイベントで、

8割ハードコアバンドってゆう凄いイベントだったんですけど、初めて観るSOUTH BLOWにワクワクしてました。

音源や映像で観るより何倍も激しくて、ギターを振り回しまくってストラップをブチ切っても関係無しに掻き鳴らしてる絵をハッキリ覚えてます

叩き付けるようなそのライブに頭を殴られたようなショックを受けつつも、話しかける気にはなりませんでした。

カッコ良すぎて笑

その後SOUTH BLOWはメジャーに進出して、大型フェスなんかも出るようになって、「まあでしょうねえ」ってちょっと誇らしい気持ちする抱いてたんですね。

その時期に何度か共演もして、すこしずつ話すようにはなるんですけど。

奄美大島訛りって凄えな　ってのが最初の印象でした

SOUTHのメンバー知ってる人なら解ると思うんですけど　ものすっごいピュアな人達なんですよね

他のバンドがやってる時に前の方でキラキラした眼で楽しんでる姿を何度も観ました。

これは偏見なんですけど、

「打算的でズルい部分が無いとメジャーなんか行けないよ？」当時て色んな人に言われてたんで、「そうなのかな？」て思ってたんですよ少し。

実際当時変わっていく人達も観ました。


えっ後方腕組み面するようなタイプじゃなかったのにどうした？みたいな。

小さな「何だかなあ」が積み重なっていた時期だったのもあって、彼等のピュアな空気はとても憧れたし、一周回って不気味ですらありました。

ステージ外ではあの彼等独特のあったかい空気に癒されて。

その後ステージで業火のようなライブして圧倒されるっていう。

何なんですかね彼等のあの二面性は笑

その後SOUTHはインディーズに戻って、at AnytimeのメンバーがやってるBLACK JACK recordsに所属して活動していく訳ですね。

当時仲間でメジャーに進出するバンドも何バンドも居たけど、契約が切れるタイミングで解散や休止をしてしまうバンドが殆どだった。


それはまあ自然な事だなとも思う。

大きなビルを持つ会社がお金も人員もかけて売り出そうとしてくれる状況にバンドが憧れるのって当たり前だし、そこを経験した上でまた一から自分たちでチラシをコンビニでコピー機で刷ったりする生活に戻れるか？ってなったら

きっちいよな普通に

それでも、側から観たら逆風の中でもひたむきに、当時より説得力の増した楽曲と、当時より何倍もキレ味の鋭いライブを続ける姿が、ピュアな彼等の人間性とリンクして、より心に刺さるようになりました。

「好きこそ物の上手なれ」なんて諺があるけど、「好きであること」に勝る推進力なんて無いんだって事を

その背中から教えてくれる大事なバンドになりました。

前回のkidd編から読んでる方はお気づきかもしれませんが、

その「純粋なモノへの圧倒的な憧れ」ってのは何なの？

って感じですよね。

それは、BIGMAMA編から読んで貰えるとしっかりと解ると思います。19からRIDDLEを始めた僕が何に悩んで、どんな風に思考が変わっていったか。

普通にライブもよく観に行きます

僕等が続けていく上で、どこか心の支えで居てくれた最強のライブバンドと、このタイミングで僕らの名前でお呼び出来た事を本当に嬉しく思ってます。

大阪　めちゃくちゃ楽しみ！！

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