バンドマンが20周年を自分で全力で祝うってハナシ
バンドマンが20周年を自分で全力で祝うってハナシ
自身のバンドRIDDLEが2023年に20周年を迎えました ワーワー。
で、去年からワンマンだったり、
リクエストライブだったりと
20周年にかこつけて色々とやりたかった事を現実にしてセルフ成人式をあれこれやってたのですが、その締めくくりとしてひっさびさに東名阪ツアーをやろう!て事になりました。
こっから超長いボヤキになります
ツアー。厳密には自分達が冠となってのヘッドライナーツアーって物に対していつからかおよび腰になってましたね。
これは別に僕らに限った話じゃ無いと思います。ワンマンで全国どこでも成立する規模のバンドを除いて、ある程度キャリアを重ねたバンドは少なからず遠征って物に対して腰が重くなってる傾向にあるなあ〜って思ってます。
内外含めての要因とか、語り出したらそれだけで終わるので割愛しますが、(仕事とバンドのバランスとかの話になる)年間100本とか平気でやってた20代の頃に比べたら腰が重くなったなあ〜と言わざるを得ない状況です。
別に若い時が景気良かったとかそういう話でも無いです。
何にも考えてなかった
それに尽きますね。
特にコロナ以降やりたいけど現実的に難しいかな…て状況がもうず〜〜〜っと続いてて、それを受け入れたり慣れたりしてきたって感覚です。
だから20周年っていう節目があったのが救いです。
それにかこつけて「やれなかった事やるタイミングじゃない??」 て自分を奮い立たせるキッカケにはなりましたからね。
問題は自分達のお祝い事なのに自分達が奔走しなければならないって事ですね。普通お誕生日会ってなんか友達とかが計画してくれたり、家族がケーキ買ってきたりするモノなのに。
「お祝いしてくれ!」って一から自分達でオーガナイズする訳なので、お誕生日会ってよりは結婚式に近いかもですね。
で、久々にやりますRIDDLEのヘッドライナーツアー。
結構皆んなに突っ込まれたんですけど、東京キャパデカくね???
これに関してはほぼ勢いとノリで決めました。
久々にやりたかったんですよ o-west。
本来僕等みたいな規模のバンドが抑えられるような場所では無いんですけど、まあそこは年の功で話がトントン進んで…「あ、やべ。本当に抑えちゃった」て思いましたよ流石に。
業界の人が間に入ってとかはまったくないので、普段の良く言えばフレキシブル、悪く言えば適当な感じとは勝手が違う事が多くてワタワタしました。
思えば今までWESTで4〜5回主催ライブはしてるんですけど、毎回こんな感じで前回の流れを忘れてテンパってる気がします。
これ書いてて急に思い出したんですけど、21歳くらいの時に初めて新宿LOFTでイベントやった時に、RIDDLEの転換中に初期から観てくれてる地元の連中が何か叫んでるな?と思って観てみたら、
「Pコード!Lコード!はいPコード!Lコード!」って連呼してて
全く意味がわかんない。
要するにプレイガイドなんて使った事ないような連中ばっかりで、その日のチケットをプレイガイドで取った事にテンション上がってつい叫んだって事らしいです。
結局僕等の出自はローカルの一パンクバンドで、そこに屯する人たちに支えられてやってこれたバンドなんだなって認識させられました。
つまり何か前に進もうとすると周りの人にも慣れない事してもらわないといけない笑
話を戻すと、そんな野良バンドが勢いで背伸びをして企画をやるんだって話ですね。
ウエストだけじゃなくて、名阪だって大層な背伸びだと思うし、普通に「無謀」って思われてもおかしく無い事をやってるなあ〜って。
じゃあどういうライブにしようかね?って事なんですけどね。
RIDDLEのライブの内容を充実させるのは勿論で、どうにか皆んなの僕達の記憶に深く刻まれるような日にしたいなと思って。
腰が重くなったって話にちょっと触れるけど、あのコロナの時に皆ライブに行けない人に気持ちを届けるためにめっちゃ頑張った。
それはまるでその場にいるような配信ライブだったり、映像コンテンツだったり。
頑張りすぎたかもしれない
「コレで全然ええな」「出かけんでいいから楽だな」って気持ちがちょっと芽生えた感じがする。それは僕自身にもそう。
家で麦茶とか飲みながらフェスの配信観てて
「ええ時代になったな」
て独り言言った自分に愕然。
ラーメン屋がカップ麺食べながら「コレで良いじゃん」って言ってるみたいなもんですよ笑
加えて…去年BeatlesがAIを使ってジョンレノンの声を限りなくクリアに再現した音源を聴いた時に結構ショックを受けました
その人がその場に居なくしてこんな素晴らしい音が出来てしまったら、バンドサウンドってものに僕らが夢想的に信じていた"替えが利かない価値"ってのはもうどこにも無くなったのかもしれない。て思った。
その上で今この時代に「バンド」が持つ価値。生のバンドを現場で体感する価値ってなんだろう?って事をぐるぐる考えた結果。
ドラマ
なんだろうなって思いました
僕がAIとは言えビートルズの新曲に何故あんなに心打たれたかって。
何故オアシスや、X JAPANにあんなにドキドキするかって。
そこには人間が紡ぐ悲喜も増愛も詰まったドラマがあるからじゃあないかって思いました。
全てのバンドにそれぞれのドラマがあって、勿論僕らにもある。
20年分たっぷりある。
それは僕達の柱だし強みだし、時として足枷や弱みにもなるのかもしれないけど。
この20周年ツアー "1 SCORE 2 THE NEW DOOR"はドラマチックなツアーにしたいなって思ってます。
そんな音楽に現れないフワフワした部分を前に出してって大丈夫なのか??て感じに捉えられるかもなんですけど、
それを補完するためにこの文章があるんだよって話です
オラ!noteって便利だな!
これから七月までしっかりと、そしてねっとりと纏わるドラマを綴って行きたいと思ってます。
ゲストバンドが発表になりました。
年間数本も出来ないライブの一本を僕等の為に割いてくれた仲間や、
そもそも呼ばれての対バンライブをほぼしてない仲間が僕等の為に手を貸してくれた。
もうドラマは始まってます
ここで知ってくれてもいい、僕らも含めて20年一度も聴いてなかったバンドでもいい。
RIDDLEが仕掛けるこのドラマ 一緒に創っていってくれませんか?てハナシ!!
ありがとうございます。励みになります。よければブログもどうぞ。http://blog.livedoor.jp/riddle0929/ バンドもやってるのでそちらも宜しくお願いします。http://riddle-web.com/