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過程、無形。
お香の煙が五線譜に見えた。
自由だ。
ここに音が載ったら、どんなに楽しいか。
空気の影響が少ない時、煙はすーっと上に伸びていく。
しかし空気を感じると、立体感のある動きをし始める。
空気と、伸びやかさ。
これは、人?
「空気」に触れると、人は魅せ方を変える。
変えなくてはならないような気がする。
悩み、割り切り、伝え、隠し、歩む。
すると、上だけでなく、横に行ったり下に行ったり、斜めに行ったり、留まったり。
生き様が立体的になる。
お香の煙は、燃え切るまで途切れない。
しかし、その煙がコンマ何秒前にできた轍さえ見つけることが出来ない。
始点は同じなのに、振り返ると辿ってきた軌跡が見当たらない。
そこにあるのは、確かな原点と、結果としての僕。過程は大事だけど、絶対不変ではない、のか。
後付けで、思い込みで、美化で、過程は変わる
けれど、結果としての僕、原点の僕は変わりようがない。
僕を形作る。煙。解釈は自由だ。
〈今日の一曲〉差し色/Bialystocks