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イギリス人は1日に7回お茶を飲む

こんにちは、今日もティータイムしていますか?
紅茶好きアラサー女子のricoです。

日本人はお客様が家に来た時、夕食を食べる時、さまざまなシチュエーションでお茶を飲みます。
そこでは日本茶と呼ばれる緑茶やほうじ茶、麦茶を飲む文化が昔から根付いていました。自分でも1日の中でお茶を飲むシチュエーションって結構あるんだな〜なんて思っていましたが、紅茶好きのイギリス人は1日に7回お茶を飲むと聞いてびっくり。

今日はそんな(羨ましい)イギリス人の1日のティータイム事情についておしゃべりしましょう。


1.アーリーモーニングティー

早朝、起き抜けに飲む紅茶のことで、ベッドの中で楽しむことが多いことから「ベッド・ティー」とも呼ばれています。
19世紀、イギリスの中産階級以上の人々は召使に命じて指定の時間にベッドサイドまで紅茶を運ばせていました。夢がありますよね。

2.ブレックファーストティー

その名の通り朝食と共に楽しむ紅茶習慣のことで、18世紀以降、イギリスの食習慣として定着しました。
ブレックファスト・ティー用のブレンドとして、18世紀には、中国の工夫(コンフー)茶が多く使われ、その後、祁門(キームン)紅茶やアッサム紅茶を主体とした、甘い香気としっかりしたコク味を持つブレンドが多くなりました。

3.イレブンジズ

その名のとおり、午前11時頃のお茶の時間。仕事や勉強の合間にリフレッシュも兼ねて軽食などと一緒に楽しむティータイムのこと。
紅茶と手軽なお茶菓子があればOK!女性が家事を終えてひと息つきながら紅茶を飲んだことから始まりました。

4.ミッドデイティー

午後3時頃のおやつの時間に飲む紅茶のこと。
18世紀の産業革命の時に労働者に職場が紅茶と食べ物を提供したことの名残だといわれています。難しいルールや特別な食器、食べきれないほどのお菓子などは必要ありませんのでルールのあるアフタヌーンティーよりもカジュアルなスタイルとして親しまれています。

5.アフタヌーンティー

午後16:00頃に食べる軽食と紅茶のセット。サンドイッチやスコーン、ケーキなどが用意され、優雅なひと時を楽しめます。
発祥は19世紀、ビクトリア時代のイギリスが始まりでした。当時の食事は、朝食(10時頃)と夕食(20時頃)の1日2回しかありません。
第7代ベッドフォード公爵夫人であるアンナ・マリアは空腹と、貴族の間で主流だった締め付けのきついコルセットに耐えかね、16時頃にベッドルームで紅茶とパンのひとりお茶会を始めました。
そんな優雅な時間に友人を招くようになり、華やかな貴婦人の社交の場へと発展しました。
現在でも友人とお茶とお菓子を楽しむことをアフタヌーンティーと呼びますよね。

6.ハイティー

1800年代後半のスコットランドで労働階級者や農民が、仕事が終わる時間に紅茶を楽しむようになったことが発祥だと言われています。
肉料理や魚料理も出る夕食と一緒にいただくティータイムのことで、食事をするテーブル(ハイテーブル)で飲むことから、ハイティーと呼ばれるようになりました。
当時は紅茶は高級品であり、一般の人たちが紅茶を飲めるようになったのもこの時期とのこと。

7.アフターディナーティー

夕食後にくつろぎながら一日を締めくくるお茶の時間です。
これは日本人にも馴染み深い時間ではないでしょうか。夕飯後、たくさん食べたお腹を労うようにお茶を飲んで一息。最高な1日の終わりですね。


こう見て見てると18世紀のイギリスは不便や退屈をきっかけに人と人とのコミュニケーションの場にティータイムを持ち込んだのですね。
一人でも、誰かと一緒でもいつでもティータイムがあるそんな素敵な文化があるなんて素敵です。

今日も楽しいティータイムを。

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