『CONTROL』はSCPをゲームにしたような作品でした

 つい先程『CONTROL』というゲームのエンディングを迎えました。いつだかEpicで無料配布されていて、なんかのGOTYを受賞しているような感じだったのでせっかくだしやってみるか!と思ってから約1年。序盤だけやってまぁいっか~と放ったらかしにしていましたが、やることもなかったので重い腰をあげてクリアまでプレイしちゃいました。

 ぶっちゃけた話をするとストーリーに関してはなんか難しくてよくわかんねーや!って感じだったので端から理解するつもりはなく、雰囲気楽しめればいいやって気持ちだったので解説とか考察とかは出来ません。なのでCONTROLやったことないけどどんなゲームなのか気になるよ~って人とかに丁度いいと思いますが、運良くココにたどり着けるかどうか…知りません。


むっちゃSCPって感じのゲーム

 ゲーム中盤辺りからすげーSCPじゃん!って感じが顕著になってきました。「ヒス」と呼ばれる敵と戦うぜみたいなゲームなんですけど、主人公は知性を持つ銃「サービスウェポン」ってやつを使っていきます。完全にToDのディムロスやん!って思いましたがまあこういった類の設定は五万とあると思うので気にしない気にしない。んでパワーオブジェクトっていうのが多数登場するんですけど、これがSCPだと思ってくれていいです。ずーーーーっと見つめていないと何をするかわからない冷蔵庫があって本来は2人で担当するところが1人になっちゃってまばたきが出来ないんだ助けてー;;みたいなサブクエがありました。どっからどう見てもSCP-173だなぁという気持ちになるや否や、(てか全部SCPなのでは?!)って思いました。この辺でプレイ時間は5~6時間くらい、遅すぎる…如何に脳みそを使わずにプレイしているかがわかりますね。本作の舞台であるオールデストハウス自体がどうやらパワーオブジェクトだったようでこの辺もよくわからないまま終わってしまったのでなんかすげーや!ってカンジ。僕自身はSCPが好きなのでゲームに落とし込められているのはおもろいやんおもろいやんと歓迎ムードでしたが、本家と比べてそれぞれのパワーオブジェクトが持つ影響がよくわからない&ストーリーにはあまり関与しないので単にSCPの設定を借りた小物がいっぱい出てくるっていうだけで終わってしまったのが残念でした。

 というわけで恒例のいいトコ・わるいトココーナーやっていきましょうか(そんなものはない)


CONTROLのココがいい


・3DSTGとしての出来が高くゲームプレイはかなり面白い(しかし悪いところでもあると言う変な話)

 おそらく序盤の難易度は割と高めだろうと思います。敵から2~3回殴られたら瀕死になる上、回復手段が敵に攻撃することでドロップする「ヘルス要素」を拾うことくらいなので逃げ続けることが出来ません。武器による射撃だけじゃなくて超能力を用いた「投擲」(マップ上のオブジェクトや敵を投げつける遊び)を上手に組み合わせたり、1対多にならないような射線管理など考えてプレイしなければならないように出来ています。レベルの概念が無い代わりに集めたロードアウトを装備してキャラクタ強化をしたり武器のカスタムをして強くなっていく感じなので、雑魚を倒していればとりあえず安心できるって雰囲気でもないです。なのでかなり個々人のプレイスキルによって体感難易度が変わるだろうなぁって思いました。と、こんな感じに書けば結構やりごたえのある面白いゲームなんじゃん!って思うかもしれませんが、終盤はまじでヌルゲーになってしまうのでそれは後々書こうと思います。


・グラフィックがかなり良い

 レイトレーシングとか使っているので結構きれいです。ただ申し訳ない話ですが、シューティングをやるときは画質よりもFPSのほうが大事だと思っているのでグラフィックすごい~~は最序盤だけで、そっから先は全部”低”にしていました…かたじけない。


・コレクター的な要素

 手記とか音声記録とかがマップの随所に落ちているのでこれを集めることでより深く本作の世界を体験できると言う感じだと思います。集めたやつはいつでもどこでも確認できるので、新しいのを見つけてはこういうことだったのか~~!みたいな楽しみもあるかもしれません。僕はそういうの興味ないのでやらないですけどね(じゃあ書くな)


CONTROLのココがわるい


・ゲーム中盤から訪れるヌルゲー

 ゲームを進めていくことで新しい武器が開放されるようになります。ショットガンみたいな「粉砕」ってやつとかランチャーみたいな「爆破」ってやつとかです。これの「貫通」ってやつ(何モチーフかわからないですけどまぁスナイパーとかマークスマンなんだろうなて感じ)が中盤に開放されるんですけど、もうこいつだけでいいんじゃないの…って性能でした。ちょうどこれが開放される前くらいからシールドを纏った敵が現れるようになり、これはそれまでの銃では破壊しづらいので投擲でシールドを割ってからみたいな感じになるんですけど、貫通は普通にシールドぶっ壊せる上に同一直線上の敵の殆どに当たるのでクソ強かったっす。ただ弾数が少ないっていうデメリットがあるんですけど、正直なところ貫通>投擲>貫通>投擲>…を繰り返すことで帳消しに出来るのでそんな気になりません。てかこのローテが一番強いです間違いない。なのでこの辺から遊びに工夫がなくなってきます。これやってれば敵に殴られる前に倒すことが出来るので体力がない~~;;とかなくなります。力こそ正義ってことだね。


・次にやることがわかりにくい

 メインストーリーは一定の目標を達成することで次に何をするべきか教えてくれるのですがこれがまぁざっくりで分かりづらい。例えば「Aと言う人物を探し、話を聞け」みたいなことを教えてはくれますが、肝心のAがどこにいるとかは教えてくれません。まあ基本新しいエリアに配置されているのでとりあえず行ったこと無いところに行っておけばなんとかなる雰囲気ではあったので死ぬほど困るってわけでもなかったですが不親切だなぁとは思いました。もしかしたら直前の会話でその人に関するヒントとか教えられているかもしれないんでわざわざ書く必要も無いだろうってことかもしれませんけど僕は早々に理解を諦めていたのでちゃんと読んでませんでした^q^

俺が悪いだけやないか~~~~~~~~~~~~~い(気絶)


・ずっと同じマップ

 これに関しては賛否両論かもしれない。舞台であるオールデストハウスから一歩も出ること無く物語は幕を閉じるため人によってはなんてこったいと思うかもしれない。個人的にはオープンワールド至上主義みたいなよくわからない風潮に一石を投じる感じがしてむしろ良いのではと思ったのですが、僕は長いものに巻かれていくタイプなのでオープンワールドは正義なんだ!と声高らかに主張していこうと思います。バイオの序盤とかって同じ洋館のなかをぐ~るぐるする感じだと思うんですけどあれがずっと続くと思っていただけると良いですね。なんでこの施設にこんなのがあるんだ~~っておもしろ要素として受け取るのか、いやいやこんなんあるわけないやんかと辺にリアリストなせいで話していたら絶対に面白くない友達いないタイプの嫌なオタクマインドで見るかは君たち次第って感じです。

 ただ間違いなくわかりづらいと言えるのは、実際のマップではかなり高低差があるにも関わらず全体マップは2Dのみの点。マップ開いてはよくわからん!!っていうのが何度もありました。歩いた道は覚えておこうなってことですわ。


おわりに

 とりあえずプレイ後の感想として書き綴りまして、僕としてはCONTROLやったことないけどちょっと面白そうだし一旦レビューとか見てみよ~~~!って人向けにしています。「やらなくても良いかもしれない」でBAの可能性大。要求されるPSが少し高めなことから序盤で詰むやる気なくすみたいなのがかなりあるんじゃないかなと思います。かつストーリーがずっと平坦なので先が気になる!って展開でもなかったのでQuantum Break面白かったしやりたいよ~ってワケじゃないなら無理してやらなくてもいいと思います。今はYoutubeにプレイ動画が山程転がってますからそれをみてこんなお話なのねって把握するくらいで結構楽しめると思います。それでやってみたいって思ったら買えばいいだけなので。

「あの、これ(現生)ってどこで交換できますか?」

「みなさんあちら(Steam)で換金していかれますね~~」

え、ゲーム実況を見てパブリッシャーに金を落とすなんて三店方式みたいだ?おい、白上フブキの悪口はやめるんだ。ニコ生ではいまいちハネなかったんだから今くらい美味しい思いさせてやれよ。

いいなと思ったら応援しよう!