うまく断れない
化粧品を買いに行き、買う予定になかった商品も見ていたら、店員に声をかけられた。店員さんとの会話の途中で、ああこれはやばい断れなくなると思いながら流されて、高額なお粉を買ってしまった。
ここまで説明してもらって試させてもらったのに買わないわけには、が発動してしまうことは、化粧品の買い物でよくある。結局、高いだけあって使用感はとても良かったので後悔しきれないのが、またよくない。
店員に何を勧められてもきっぱりはっきり断れるときもあるのに、ずるずると断れないまま流されてしまうのは、本心では欲しいという欲望があるからだと分かっている。
本当に欲しいと思うものは手に入れられないのに、かりそめでもいいから、それをまとってみたいという欲望に理性は浸食されて、結果、カラカラに乾いた身体で滅びるまで繰り返す。
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