毎日悪口ばかりの私が悪口を言わなくなるまで
人の悪口を生まれてこの方一度も口にしたことがない、という方はいないのではないでしょうか。学校でも会社でも、悲しいことに社会には悪口が溢れています。
悪口を言われる側に決定的な問題がある場合もあれば、「何か気に食わない」と理不尽な理由から生まれる悪口もあります。悪口にも様々ですが、何にせよ良いものではありません。
悪口ばかり言っていた過去
そういう私も、少し前まではよく人の悪口を言う人間でした。それはもう病気で言うと重症のレベルで、口を開けば誰かの悪口。そんな人いる…?と思われるかもしれませんが、本当です。人の悪口を言わない日はありませんでした。
悪口が良いものではないことは、誰もがわかっているでしょう。わかっているけど、言ってしまう。そういうものですよね。
しかし私は副業を始めてから、成功者や尊敬できる師匠の存在を見つけ、気付きました。彼・彼女らは、他人の悪口を一切言わないのです。
そんな環境に身を置いていると、悪口ばかり言っている自分が突然惨めに感じるようになりました。まず、ここを変えよう。そうしないと多分、私の人生は思い描いているように上手くいかない。
ただ、頭ではそう決めていても急に自分を変えるというのは難しいものです。もはや習慣化された悪口はなかなか減ることはありませんでした。そんな時、私はある人からひとつの質問を受けます。
このひと言で、私の考え方は180度変わったのです。
「その人、いいところ一つもないの?」
「その人、いいところ一つもないの?」
日々悪口を言う私は、この質問にハッとしました。いつも人の悪いところばかりを見ていることに気付いたのです。
ひとつ嫌なところが見えてしまうと、その人の悪いところにしか目がいかなくなってしまう。それでは悪口が増えて当然です。
それから私は誰かに不満や苛立ちを感じた時、心の中で自分にこの問いかけをするようになりました。
職場になかなか馬の合わない先輩がいるのですが…イラッとした時や、「あ~ムカつく!!」と感情的になってしまいそうな時に問いかけます。
「この人、いいところ一つもないの?」と。
そうすると、「この前、あの仕事助けてくれたしなぁ…」「私が体調悪かった時、心配してくれたなぁ…」など、先輩のいいところを思い返すのです。
そしてさっきまで感じていた不満や苛立ちはどこかへ消えています。「まぁいっか。」と思えるようになっているのです。
人のいいところを探せるようになった
人の悪いところばかりを見ていた私は、この質問を自分へするようになってから視点が変わりました。積極的に、人のいいところを探すようになったのです。
少し苦手だなぁ…と感じた人に対しても、次に会う時は「今日はこの人のいいところ一つは絶対見つけよう!」と思うようになりました。
人間って、ホントに考え方ひとつで変わります。
今回の悪口の話にしても、相手が変わったから私から出る悪口が減ったのではありません。私自身の考え方が変わったから、悪口が減ったのです。
あなたもひと言、問いただしてみてください
生きていれば、人の悪口を言ってしまう時もあります。職場の上司・先輩はよくあると思いますし、友人・家族・恋人など…大切な人に対しても苛立ちは感じるものです。
そんな時、ひと言自分に問いただしてみてください。
悪口は何も生み出しません。あなた自身の心も表情も醜くしてしまいます。ぜひ人の悪いところよりも、いいところに目を向けてみてください。
あなたの世界や人生が、ガラッと変わるはずです。