生き方を見直す、子宮からのメッセージ
2019年に子宮トラブルで体が動かなくなり、入院したときに、ふっと題名が気になって読んでいた本を紹介します。
病気になると時間もあるので、なんとなく過去を振り返ってみたくなり、どっぷり精神世界に浸る時間になりました。
https://www.amazon.co.jp/本当の自分に出会えば、病気は消えていく-単行本-梯谷-幸司/dp/4837927319
子宮ばかりが病気になるわたし
わたしが病気になるのは、いつも子宮でした。29歳で卵巣脳腫、35歳で筋腫分娩で入院。
この本によると、子宮系の病気をする人は、女性であることを不利に感じていたり、男性に負けたくないという気持ちが強い傾向にあるようです。
まさしく、わたしは男性に生まれたかったと思ったことが多々ありました。
女性の感性を活かせて長く活躍できそうなアパレル業界を選んだのも理由の1つ。出産はせずキャリアを積むことを20代の最重要課題と考えていました。どこかで女性であることを否定して、必死に頑張っていたように思います。
結果を常に求められるアパレルデザイナーの仕事ですが、つい頑張りすぎてしまい、29歳でついに卵巣に腫瘍ができてしまいました。
病気になった原因
デザイナーになりたての頃はわくわくしながら楽しめたことが、組織という枠で何年か働くうちに、自分を生きているというよりは、その中で生きているという感覚で、自分らしさを感じる余地がだんだんと減ってきました。
そんな小さなことが積もりに積もり、自分の本当の生きる目的からどんどん遠ざかっていったように思います。この感情が自分を苦しめる原因だったと気づきました。
他人軸を排除したくなった
自分は本当はどうしたいのか
業界に長くいるからこその当たり前や慣習は、新しい気づきが起きにくい状況にもなります。そんな慣習は真っ只中にいるうちは気づかないもの。
長年アパレル業界にいる自分を手放し、仕事を辞めてから、その慣習が鮮明に見えてきました。今までどうして見えなかったかというと、見えると自分に都合が悪くなるから。仕事だしやらないわけにはいかないし、やるからには、やる気を持ってポジティブに成し遂げたかった。だから都合が悪いことは考えなかったし、見ないようにしていました。
本当はもっとやりたいことがあるのではないか?と感じていました。特に何ってわけではなかったのですが、、模索したいと心で感じていたのです。
そう気付けたとき、わたしはアパレル業界の課題に目を向けるようになり、新しい視点で物事を考えられるようになっていました。そして今まで組織にあった当たり前や、他人軸で仕事をしていたことが有り有りと分かる様になったのです。
本来の生きる目的にむかって生きる
病気とは、自分が外に向かって表現できていないことや、自分の基準に合った生き方ができていないことが、さまざまな症状となって現れたものだと本書では定義されています。病気をきっかけに、わたしはこの本に会い、生き方や暮らし方を変えたいと強く思うようになりました。
大手アパレル企業の大量生産大量消費、その部署のいち企画デザイナーとしている景色が当たり前になっていた。仕事がある東京と住まいのある逗子を往復し、都会と田舎をいいとこどりしている気分だったけど、、田舎にどっぷり浸かってみたくなったのです。
大量消費から少量でも満足できる質重視の暮らし
自然とともにある暮らし
そんな暮らしを模索するべく、、わたしはまず住まいの逗子から一歩もでないと決めて、環境保護活動をするNGOの団体に入って情報収集をを始めることにしました。
今までの生きてきた景気とは別の、対局にあるもの、、今起きている地球や自然について、この目で確かめなくなったのです。この経験が、世の中を良くするオーガニックな暮らしにシフトするきっかけになりました。
子宮からのメッセージ
それは、女性であることを受け入れて大切にしましょうというメッセージ。
そして仕事というより生き方全体を見直し、地球にも目を向けましょうというメッセージ。
たくさんの学びを得ることができました。
子宮は、わたしにとって良い心のパートナーです。自分が思っている以上に身体は正直だし、大丈夫と思っていても異変があるということは何かを変えなさいというサインなのだと気づくことができました。
何を気付くかは人それぞれ。
その人に合った良いタイミングで病気などの出来事やきっかけは起こるのだと思います。
きっとそれはあなたに気づいてほしいメッセージ。そんな風にいつも心構えるようにしておくと、人生の波をすいすい渡れるような気がします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?