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雑記:こんなことばっか。

この週末、東京で友人に会う。

そのために10/25(金)23:30発の夜行バスを取ったつもりが、10/26(土)23:30発のチケットを買っていた。だから仕方なくバスをキャンセルし、6:02発のあさまで移動する。昼間のうちに気がついてよかった。

あさまは長野駅発着なので、なんなく座ることができていい。後ろの席の紳士に「席を倒してもいいですか」と聞いたら、にこやかな笑顔とジェスチャーつきで「どうぞ」と言ってくれた。夜行バスのミスを忘れ、「これはいい旅になるぞ」と思った。

カフェオレを片手に、友人にもらった本を優雅に読んでいたが、快適な車内に少しずつ異変を感じはじめる。

まず、軽井沢から隣の席に座ってきた女性が、肘置きを大きくはみ出して書き物を始めた。素敵な帽子とコートの女性だった。何を書いているんだろうと覗き込んだけど、何が何だかさっぱりわからない。私は密かに応援しながら、キュッと自分の席に小さく収まった。

ここまではいい。ここから向かい列のオヤジが大いびきをかいて寝出したのだ。私は恥じらいをなくした男性を「オヤジ」と呼ぶことにしている。このオヤジも、よくもまあ新幹線でそんなにリラックスできるものだ。いや、疲れていたのだろうか。スーツ着てたし。

さらに、前の席でおじさんとおばさんが席を奪い合ってプチ喧嘩を始めた。「次の駅までだから」とおじさんが言い張り、おばさんはブツブツ言いながらも仕方なく席を譲っていた。おじさんが無遠慮に席を後ろに倒したので、書き物をしていた女性は慌てて原稿らしきものを守っていた。

いつのまにかいびきオヤジの横に青年が座っていて、心底嫌そうな顔を大きく背けながら携帯をいじっていた。ここで大宮に着いたので、さっと道を開けてくれた横の席の女性にお礼を告げて、そそくさと車内から立ち去った。

こういうことが続くと、今日この先の展開がすごく楽しみになる。どんな1日になるんだろう。そういえば倒した座席を戻し忘れた。私も同じ穴の狢です。ごめんなさい。

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